推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

習慣は敵であり味方。

お疲れ様です。

 

 

職場の私がいるフロアには、かなり多くの人がいます。

その分色んな人がいて、皆さんから『神様』『仏さま』と呼ばれる方がお一人いらっしゃいます。

 

その方は、自己啓発本をたくさん読まれているとのことで、何でも勉強なので、とインプットに余念がありません。

 

誰かとの会話の中で、ふと読んだ本の中から自分が思ったことを相手に話すと「その言葉が欲しかったんです」と言われることが最近よくあるらしい。

 

心を救い、導いていらっしゃる……。

 

もはや本当に神様のような……。

 

 

 

先日私とお話をしている最中に、私が何か悩みを話したわけでもないタイミングで、そういえば、と神様が話し始めました。

 

 

 

曰く。

 

 

 

人間ってそんな簡単に変われない。

 

実は自分が「考えている」と思っていることは、全体の1割程度で、あとは潜在的なものらしい。

だから、「考え方を変えよう」とか「意識しよう」とか思っても、結局それは頭の中の1割くらいの変化でしかない、ということになる。

 

じゃあ、どうやって人間は変わるのか。

 

習慣を変えるのが良い。

 

習慣というのは無意識でやっていることに近い。

例えば朝起きて、毎朝必ずやることの順番が決まっていたら、それは考えながらやらなくても、勝手に身体が動いてくれる、ということ。

 

考え方を変えるよりも、行動から変えてしまうのが手っ取り早い。

 

あと、結局変わるためには、変わりたいという意志が本人に必要だという事。

 

以前、社会人としてはあまり良くない癖を持った方の教育係のようなポジションになった時に、何とかその悪癖を変えようと色々働きかけたけれど、全然変わらなかった。

 

人を変えようと思うのは無理なことだと気が付いて、人の行動を正そうとするのではなく、何かに気が付いてもらえるように話をするようになった。

 

本人が変わりたい、治したいと思う気持ちのベースが無くては無理だ。

 

そして習慣を変えるのもやっぱり容易ではなくて、早く結果が出る人もいるけれど、数か月間行動を変えて、ようやく習慣として身に付く場合もある。

 

一気に何もかもを変えるのは大変だから、少しずつ変えていくのがいいかもしれないね。

 

 

 

という話をしてくださいました。

 

例えば毎晩の飲酒を止めたくて、金曜日の夜だけにする、とか、100か0かじゃなくて、自分に無理のない緩やかな変化の方が続く、みたいなことだろうなと想像する。

 

 

もし行動が変わらないようであれば、それはそれで仕方ないことだと諦めてしまっていいんじゃないか、とも仰っていました。

 

 

例えばお酒だったら、それだけ自分が好きなものである証明になるし、じゃあ飲むは飲むなりに、良い付き合い方を模索したりも出来るのかもしれない。

 

諦められないなら、自分が変わりたい証拠にもなるのでしょう。

 

 

 

しかし話し始めが本当に唐突だったので、その後で「どうして、あの時私に習慣の話をしたのですか?」と聞いてみた。

 

「え、分かんない、ふと何となく。理由はないです。んー、くりこさんに今必要なことだったんじゃないですか?」

 

 

一体この方には何が見えているのだろう。

それこそ潜在的な部分で何かを捉えていらっしゃるのかもしれません。

 

 

 

数日後、

「なにか習慣は変えてみましたか?」

とお声がけいただいたのですが、割と何でもルーティンにしてしまいがちなので、行動は規則的だったりしていて、あんまり大きく変化させたことはなかった。

 

でも、一つ敢えて上げるなら、とお伝えしたことが

 

 

寝る前にスマホを枕元に持っていかない

(寝坊防止のため)

 

 

っていう、お前いったい社会人何年目だ、みたいなことしか言えなくて。

でも、休日は枕元に持っていっていい、としていたのを、休日も遠くに置いておく、に変えたところ、『惰眠むさぼり日数』は減ったような気がしています。

 

起きて時計を見て、お昼ごろだと知った時の、あのやるせなさ。

 

朝から活動できた時の一日の長さと充実感。

 

どちらも知っているのは、惰眠をむさぼった過去の自分がいるからなのですが、とにかく、一日が長いとやれることも多くて嬉しいのは確かです。

 

そして、いや、明日はもうずっと寝てたいわ、みたいな感じだと敢えてスマホを持って布団に入ることも出来る。

 

寝まくるのか、早く起きるのか、の選択権が自分にあるというのは大きい気がします。

 

全能感。

 

 

 

 

あとは運動の習慣でもつけ……つける……かな……………………

散歩するの好きだから、今までただ歩いていたのを、腕の振り方とかちゃんと気を付けて歩くようにしていこうかな。

 

 

論理的思考力を鍛える33の思考実験

著者:北村良子 出版社:彩図社

ISBNコード:9784801302099

歩いている最中は、音楽を聴くために耳を塞ぐのも危ないから良くないし、本を読みながら歩いたら中学のときみたいに「危ないぞ」つって近所のおじさんに怒られるかもしれないし、考え事がいいかな。

 ということで、こんな本があります。散歩のお供にいかがでしょうか。

かの有名な『トロッコ問題』からオリジナルの問いかけまで、時間がいくらあっても考え続けてしまえる問題たちです。

 

 

 

まずね、一週間に一回はお外に出よう? って、思うんだ。

陽の光をちゃんと浴びなさいって。

 

土日のどっちかは、お散歩に出る、そう、それにしよう、ね。

 

 

神様は、こうも仰っていました。

 

途中で挫折しそうになったとしても、過去の自分が助けてくれます。

「これだけ続けてきたじゃん」

って、自分が頑張ってきた期間が、何かを踏みとどまらせたり、継続を促したりするはずですよ。

 

勇気の出る言葉ですね。

 

 

 そうね、私は……うん、

 

引きこもることを習慣にしない、ね。

 

そうしましょうね。