でも、紐付きのドアは怖がってもいいよね
お疲れ様です。
先日、3車線の大きい道路を走行中、斜め右前の車の扉が少し浮いているのを発見した。
あれって、半ドアだよな……。
大丈夫かな、なんとか教えてあげられる方法はないだろうか、などと考えてみるも、全然どうしたらいいか思いつかない。
後部座席、左側、スライド式の扉。
人や荷物が後ろに乗っていなければ、最悪走っている最中に扉が、バンッッ!!!!! って開いてしまっても問題ないんだろうか。
最近の車なら「○○の扉が開いています」みたいなのを教えてくれたりもするんだろうけれど、そういう感じでもなかったのかもしれない。
運転手は気が付かない、のか、右側の車線を走っているから、気がついても路肩に停めて……ということが出来ないポジションにいる。
私はその車の一つ左の車線を走っていたのですが、信号待ちでようやく斜め後ろから斜め横くらいに追いつけた(ニュアンスの微々たる差)
扉の全貌が見える。
紐だ。
ビニール紐。
新聞とか束ねるときに使うビニール紐。
後ろの扉の取っ手から紐が前に伸びている……
前に伸びた紐は……………
助手席の扉の取っ手に、繋がっている。
これは半ドアではない。
閉まらないドアだ。
後ろにスライドしていかないように、車の機能のあずかり知らない部分で止められている。
前の扉と後ろの扉の取っ手を結んで繋いで、無理矢理閉じてる。
(いや、閉じてない)
つい先ほどまでは「何とか半ドアを伝えられないか」などと思っていた車が、突然「近付いては危険かもしれないもの」に様変わりする。
怖い、怖いぞ。
客観的に見た時に自分の運転ももしかしたら危なっかしく見えていて、距離を取りたい人がいたりするかもしれないけれど、とにかくその時は私が、どうにかしてその車とじわじわ離れられないものか、と考えた。
信号が変わって、出来る限りゆっくり進む。
半ドアの車は少し前に出ていって、車一台分くらいの差が出来た。
よしよし、このまま……。
私がゆるゆる走っていたので、前の車との間にスペースが出来た。
左から車線変更の車が入ってくる。
初心者マークついとる。
信号で半ドアの車に追いつく。
半ドアの車の隣に停まる。
前には初心者マークの車がある。
いや、私の運転とどっちがって言われたら、そりゃ、分からないよ、分からないけれども、初心者マークは初心者が乗っている車についているわけじゃないですか。それは確かな事じゃないですか。
怖い、怖いぞ。
もう前も横も、私自身も怖いぞ。
事故の可能性ガンガン上がっとるぞ。
キウイブラザーズのCM思い出してた。
https://www.zespri.com/ja-JP/kiwibrothers/index.html
彼らが山登りを楽しんでいると、前から大きなクマが現れ、アカン!! と思って反対側に逃げようとしたところで、そちら側にも脅威が迫っている、というあのシーン。
彼らのCMはすごく癒されますよね。
見た目に惑わされず、物事の大切な部分をちゃんと見られる人間にはなりたい。
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高校生を、もう一度
著者:浦部はいむ 出版社:イースト・プレス
ISBNコード:9784781619231
クラブの友達との諍いが原因で高校に行けなくなってしまった七海。
とある工場でアルバイトをしていたが、自分の先行きに不安を感じ、21歳で定時制高校に入学することに……。
定時制だから、本当に様々な生活をしている人たちが通っている。年齢、境遇、たぶん普通の学校に通っていたのでは感じられないものがある。
作中に、中卒したことを後悔している元社会人・酒井さんが出てくるのですが、彼の話が、なんだか一番泣けました。どうしてだろう。
強く生きていける人たちだけではなくて、その人たちを受け入れてくれる場所があって、そこで笑っていける温かさと、笑って行けるようになっていく変化があまりにも優しい本です。
フィクションを読むたびに、この話は現実ではないけれど、現実にもこういう事はあって、自分はまだまだ知らないことだらけで生きているな、と実感します。
半ドアの車とは別の日に、ものすごい改造車が走っていくのを見たのですが、あの車についても「怖い」としか思えなかったけれど、なにか知っていたら、それ以外の感情も生まれたのかもしれない。
たくさんのことを知って、生きていきたいなぁと改めて思う、この頃です。
あー、散歩行きたい。