推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

いい加減そろそろ電話もしてみようと思う。

お疲れ様です。

 

 

とうとう祖母の元にスマホがやってきました。

 

彼女が望んでいたわけではないと思います。

周りにとって都合がいいから、というのが正しいような気もしつつ、とにかく祖母はスマホを手に入れたらしいです。

 

使い方が分からないので、母が泊まり込みで説明をした日がありました。

 

……あったそうです。

聞いた話なので、その特訓の模様を私は知りませんが、よく分からないものを一日で脳みそに詰め込まれる祖母のことを思うと少し可哀想に思ったり。

 

母から私のLINEのアカウントを聞かれる。

祖母のスマホに登録されたらしい。

 

「練習にもなるし、突然電話とか、メッセージ送ったりとか、してあげて」

 

とのこと。

 

電話は上手くタイミングが合わなくて、まだメッセージを送るしかしていないんだけれど、予想通りというか、

 

 

既読がつかない。

 

 

たぶん、気が付いていない。

今までガラケーで、メールが届いたら結構大きな音で受信をお知らせされていたんじゃないかな、と思います。

 

そんな人に対して、突然

 

 

 

 

(ピロン♪)

 

 

 

 

だとか

 

 

 

 

 

(ラインッ♪)

 

 

 

 

 

だとか、短い音がどこかで鳴ったって、気が付かない。しょうがない。頑張ればあちゃん。

 

と思っていたのですが、返事はもらえないだろうことを分かっていながら3日目。

返信どころか一日も既読が付きません。

 

これはもはや、

 

 

ロック画面も解除できていないのでは?????

 

 

という疑念を抱く。疑念というか、確信に近い。

だって、恐らく画面を開けば通知は出るはず。

 

 

あ、いや、もしかして通知を通知として認識していない???

 

 

で、私も電話なりして「スマホ、どう? 大丈夫?」と聞いてあげればいいんだけれど、ちょっと面白いなと思ってしまっているので、電話しない。

 

その辺りのフォローは母が講師としてやってくれてもいいような気がしている。

 

あと、家に一人のところで電話がかかってきて、上手く出られなくて焦っている祖母の姿を想像すると、それも可哀想でちょっと躊躇う、というのもある。

結局電話に出られずに終わったりしたら、もっと可哀想。

 

 

早くスマホという存在に慣れると良いなぁと思います。

 

 

 

 

 

最近殺伐とした内容のものしか読んでいなかったので、癒しを。

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黄昏星のスイとネリ(MFCキューンシリーズ)

著者:徳永パン 出版社:KADOKAWA

ISBNコード:9784046801975

多くの人間が宇宙へ移住してしまった遠い未来の地球。宇宙船に乗るための港がある”テツナギ島”は、人の言葉を話せる動物たちの楽園にもなっていた。その島で人間の少女・スイとナマケモノのネリが営む民宿に、宇宙へ旅立つ予定のシダが泊まりにやってきて……。

表紙の夕焼けが夜に移り変わるときの色、つまり黄昏の色がとても綺麗で、絵も可愛くて衝動買いしました。

癒し、と言いつつ、衰退していく地球での生活なので、またお前は終末を読んでいるのか……と今とつぜん気が付いたのですが、そう思わせない明るさと柔らかな雰囲気の作品です。

笑顔がいい。目が可愛い。切羽詰まった登場人物が今のところいないので、救いです。デフォルメされた動物たちの姿形が絶妙で、そこも素敵。

 

先日久々にPOPを描いたらとても楽しかったので、こちらも作成したい。(作成しました)

作成したくなる可愛さです。とにかく可愛い。続きが楽しみです、次はいつ発売ですか先生。

 

 

 

 

 

 

 

さて、祖母の話に戻りますが。

 

ボタンに慣れている人間の、タッチパネルに対する力加減、凄まじくて、申し訳ないが笑ってしまう。

 

画面割れてまうでwwwww

もうちょっと弱く、触るくらいでいいからwww

 

って何度言っても、秘孔を突くくらいの勢いで人差し指を突き立てるから、指も心配になるし、

 

でも、母が、

 

「うちらも、最初にスマホ持った時、タッチに慣れんかったもんねぇ」

 

としみじみ言っていて、あれ、そうだったっけ、あんまり覚えていないけど、人のこと笑えんやないか、とすぐさま反省しました。

 

でもやっぱり、あんな勢いよくは画面突いてないと思うんだよな。

 

 

頑張れ、ばあちゃん。

応援しとるで。