推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

駄目だ、このままでは仕事に遅刻する

お疲れ様です。

 

お金が欲しい、生きていくのに不安がないくらい。

時間が欲しい、うっかり怠惰に過ごしてしまっても後悔の必要がないくらい。

世界が平和であってほしい。

みんなが幸せであってほしい。

オフィスカジュアルの正解を教えてほしい。

自分に美味しいご飯を作れるようになってほしい。

足を下ろせる椅子が欲しい。

それに合わせた机が欲しい。

 

 

欲しいものが多い……。

自分次第では? とか、買えばいいのでは?? というものも多いのでそれは追々手に入れていこうと思いますが、この冬一番欲しいと思ったのは「決めた時間にカーテンを開けてくれる装置」でした。

 

職場が変わってしばらく経つというのに、未だに遅刻する夢を見る。小心者ゆえ。

先日は、可愛い姪っ子に夢中になっていたら出勤時間を大幅に超えていた、という幸せと地獄が隣り合わせの夢を見ました。なん、、くそ、あの喜びを返せ……。

 

太陽光を浴びると自然に目が覚めやすい、と聞いたことがあります。自分で選んで購入したカーテンに文句を言っても仕方ないのだけれど、お主、思っていた以上に遮光性が高いな。

朝になっても部屋が真っ暗である。朝日を浴びねば目が覚めぬ。

 

現在は、カーテンをわざわざ開けてから寝る、という対策を取っているのですが、一番寒い時期はしんどかった……。暖冬だからまだマシだったとも思うけど。

カーテンは断熱の効果もあるので(現代の技術はすごいなあ)、開けているのと閉じているのとでは部屋の温度が随分変わってしまう。

 

誰か、開発してくれ、いや、もう実はあるのか、目覚まし時計みたいに設定した時間になったら、カーテンをシャーッと開けてくれる、そういう、ありそうだな。

朝スッと起きられたら気持ちがいいもんなあ。毎朝味わいたいなあ。

 

ふわふわしたことばっかり考えていると、変な世界に行ってしまいそう……。

 

 

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レプリカたちの夜(新潮文庫

著者:一條次郎 出版社:新潮社

ISBNコード:9784101216515

 

動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。

めちゃくちゃ面白かったのに、一体自分が何を読んでいるのか全然言葉に出来なくて、あらすじもこれ以上語ればネタバレになるような、何を話したとしてもネタバレにならないような……

たぶん主人公と同じように「混沌と不条理の世界」に迷い込んでしまうのだと思う。

洗脳、か……? 脳みそが作り替えられてますね、とか言われても、え、ああ、そうですか、って受け入れられそうな気もします。

 

この感覚悪くないですよ、ぜひ皆さんにも味わってほしいです。(目がどっかいってる)

 

うぅ……夢から覚めなくては……、このままではいけない……

シロクマが、シロクマが……シロクマの鳴き声が気になって、んん、夜も眠れない、いや、寝ているのだから、夜も眠れないというのは、、つまり、どういうことだ……

開け……カーテン…………

スッキリと……目覚めたいのだ…………おは、ようございま………………スゥ………