推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

バンプの『かさぶたぶたぶ』も好きだったな、と唐突に思い出す。

お疲れ様です。

 

 

何故か話の流れで、今までの流行語について検索したのですが、2004年だか5年だかの流行語大賞ノミネートに『萌え』があったと知りました。

 

それまで『萌え』って存在が薄かったんだなぁ。

 

つまり15年前くらいということか……。

 

オタクという言葉をテレビでもよく見るようになって、嘲笑の対象だったイメージから段々変わっていって、本当に良い時代に生きているなと感じています。

 

オタクって別に資格が必要じゃないから、自称するかどうかで自分がオタクに属するかどうかを決められるのでしょうけれど、そういう意味では私は遅咲きでした。

『遅い』の定義も曖昧ではありますが、とにかく、いつかまで私は「ただのマンガ好き」だったし、でも気が付いたら「ただのマンガ好き」という言葉に収めるには勿体ない熱量を持っていた、んだと思う。

その頃の周りの子たちよりも、ちょっと『好き』が大きかった。

 

見る人が見たら生ぬるいと思われる熱量かもしれませんけど。

 

 

自分はコレだ、と名前をつけられると安心する。

身の振り方とかも教えてもらえるような気がするから。

あと、好きなものをとことん好きと思っていいんだと、それまで以上に好きなものに没頭できる理由になるから。

 

『萌え』という言葉が世間の目に見えるようになって、耳にもよく入るようになって、たぶん、そういう言葉が目に入って、自分をカテゴライズしたような気がします。

 

言葉ってすごいよなぁ。

 

とりわけ名詞は、そのものに存在感を一気に与えるよな。

 

 

 

……。

 

何が喋りたかったんだっけ。

忘れてしまった(笑)

 

 

とにかく、今の楽しいものが沢山の世界に引きずり込んでくれた友人には感謝だし、その楽しい世界を作り出している沢山のクリエイターさんたちにも感謝です。

 

そうか、今日はサンキューの日でしたね(3月9日)

 

 

 

ありがとう。

世界。

 

 

 

エヴァ感出てしまった? 大丈夫? ……大丈夫か。

 

 

 

 

金色のガッシュ!!

著者:雷句誠 出版社:小学館講談社

天才ゆえに妬まれ、人をよせつけずにいた中学2年生の清麿。ある日、窓から全裸の子供・ガッシュが飛び込んでくる。正義感の強い天真爛漫なガッシュと出会い、彼らは互いに影響し合って、心身ともにたくましい成長をとげていく。

ふざけた始まり方で、ギャグの雰囲気があんなに強いのに、ものすごく泣ける。

ガッシュの真っすぐな心は、汚れた心を持った大人の呼吸を止める破壊力があります。「ウッッ……」ってなる。

清磨の心は汚れていないけど、でも凄く荒んでいて、ガッシュによって柔らかく解かれていくのを読める1巻だけでもう、もう十分に感動できるのに、1巻だけ読んで終わりにはできない、そこでは止められない、最後まで彼らを見届けなくてはいけない。

 

○○すべき! みたいな言い方は好きじゃないけれど、ガッシュの話をすると、つい「読むべきですよ……」って言ってしまいそうになります。 

 

アニメで綺麗になった線は、コミックだと荒々しくて、泥臭くて、それが良い。ので、アニメも良いですが、私はコミックをお勧めしたい。

大人から子供まで読んでほしい作品です。

キレイな涙を流してくれ。

 

最初はサンデーで最終巻まで発売したのですが、完全版は講談社から発売されたそうです。

お好きな方で、ぜひ。

 

 

 

 

 

流行とは言うけれど、良いものはずっと残ってくれるので、とても嬉しい。オススメした時にちゃんと物があるし、手に取ってもらえるし、ありがたい。

 

 

言いたいことも言えないこんな世の中に対してポイズン……と呟くことしかできなかった時代の人も、それよりも前の、言いたいことを言わない代わりに盗んだバイクで走り出すという行動で何かを示そうとした時代の人も、何もかもを妖怪のせいなのねとウォッチッチした時代の人も、ぜひ、ガッシュをよろしくお願いします。

 

きっと刺さるはず。

 

 

私は今でもカラオケでアニメ映像付きで主題歌を歌うと泣きそうになる。

まあつまりアニメも素晴らしいんです、どっちもそれぞれの魅力があります。

 

主題歌の『カサブタ』もいい歌なので聴いてください。

 作中曲も有名なものが多いですから、気になったらアニメも、ぜひ。

 

結局アニメもコミックもオススメしてしまう。

 

 

ガッシュをよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

とか言ってたら、サンキューの日が過ぎてしまっていました。

ああ、しまらない。

 

 

 それでは皆様良い夢を。