推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

豚小屋風味事件(解決編)

お疲れ様です。

 

 

前回、自分の作った料理を目の前に「豚小屋のような臭いがする……」という心無い言葉を私が吐き出したわけですが、

 

人が作った料理に対して言っていい言葉じゃなくない????

 

と思って、もう少し言葉を探しました。

 

探すというか、直感が『豚小屋』だっただけで、いわゆる『獣臭い』というか、魚ならば『魚臭い』と言われる類の臭いです。

 

『魚臭い』というのも、

 

漁港の臭いがする……

 

と思うことがあるので、そう思うと、「豚小屋の臭い」もあながち酷くないような気がしてきます。

自分の作ったものにしか言えない感想ですが、とにかく私にとっては、獣の臭いよりも、豚小屋の臭いの方が記憶にあるし、漁港の臭いも馴染みがあるものである、というただそれだけのことなんだろう、と結論付けました。

 

 

豚肉を使った時に、クセのある臭いの料理が出来上がってしまったな、と思ったことは、そういえば今回が初めてではない、ような。

 

たぶん何回かあります。

 

今回、自分の心無い感想によって、切ない気持ちになった私は、

そもそも獣臭さとは何ぞや

と思ってネットの海に飛び込みました。

 

 

……たまに思うのですが、子どもの頃よりも好奇心が旺盛な気がします。

気軽に、お手軽に情報に触れられる時代に生きていてよかった。

 

 

で、たぶん嘘ということもないのかな、とは思いつつ、ネットの情報なのでふんわり受け止めたのですが、

 

 

豚肉を使った時に、獣臭さが出てしまうものは、雄豚であることが原因として多い

 

 

とのことです。

 

今回私が買ってきたこの豚は雄だったのかな……などと考え、そういえば自分が食べている食材が生前、いや食べられている今も? 雄か雌のどちらかである、ということを考えたことがなかった、と気が付きました。

 

牛乳は雌の牛から頂いたもの、という事は考えたことがあるけれども。

 

 

 

ああ、牛の話になってしまう、今日は豚の話です。

 

 

豚の雄特有の臭いというものがあるそうです。

成熟した非去勢豚の豚肉や豚肉を加工したものを調理した時に感じられるものだそうで、つまり私の料理の腕のせいだけではない可能性も、無きにしも非ず。(?)

 

他にも、先祖返りによって、イノシシに近い臭いを持つ個体が生まれたり、

 

人間と同じく、食べた物の影響で体臭も変わるので、豚肉生産者が与えている餌のせいだったり、

 

そんな話を読みました。

 

 

何とか雌豚だけを生み出すことはできないか考えたり、良い香りがするお肉を作るために、餌をハーブにしたり、など生産者の方たちの試行錯誤も読んだりして、

 

そうか、そういう努力があって、私たち美味しいものを口にしているんだよな、としみじみ思いました。

 

食材を作るって、すごい仕事だ。

 

人の口に入るどころか、人間一人ひとりの血肉を作る手伝いをしているようなものじゃないか。

 

 

 

二日目には、「豚小屋みたいな臭い」も「クセのある料理」に変わり、慣れてきたのか特に嫌な気持ちになることもなく完食することが出来ました。

 

無駄にしなくて良かった。

 

 

 

 

こんな話から一体何をオススメすればいいんだ……と思いつつ。

 

真夜中のパン屋さんシリーズ(ポプラ文庫)

著者:大沼紀子 出版社:ポプラ社

東京都は三軒茶屋。真夜中にしか営業していないという不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基が働くこの店には、夜な夜な都会のはぐれ者たちが訪れて、騒動を引き起こしていく……。

人が良すぎる暮林さんと、イケメンだけど口が悪い弘基さん、居候女子高生の希実ちゃん、そしてお客さんたち。みんなそれぞれの事情を抱えながらも、人の心を思い遣ったり、思い遣れなかったりしながら共に過ごしていく。

心が温かくなる作品です。

ドラマ化もされました。気になる方はそちらも是非。

 

 

 

とにかく今、美味しいものが食べたいんですよ、その一心。

3日かけて、大量のそれを食べ切ったんです。

 

ただ切っただけのキャベツのなんと上手いことか。

 

何も余計なことはせず、素材の美味さをそのまま全身で受け取るだけが一番幸せなんじゃないか、とは思いつつ、でも生肉はダメじゃん、ダメじゃんそれは。

 

ということで、今後も料理はするでしょう。

 

 

ずっと言ってることなんですけどね、何回言っても言うことを聞かないので、今日も言います。

 

 

 

レシピを見て作りなさい。

 

自分に伝わりますように。

 

 

 

それでは、おやすみなさいませ。

ついでに、ナビも見なさい。

 

 

 

 

いつかの今度に期待~お醤油への感謝を添えて~

お疲れ様です。

 

 

今日は日曜日で、予定もなくて、だから料理をちゃんとしようかなと思って。

 

とはいえ、いつもの癖レシピを見ないで、ふわっと始めてしまったものだから、途中でレシピを見る方向に舵を取れるわけもなく、そのまま何となく進めていった結果、なんだか豚小屋みたいな臭いのするものが完成した。

 

レシピを見ないだけでこんなことになるなんて。

 

でも不思議と口にすると、食べられなくない味がして、美味しくはないけど、ちゃんと食べることが出来た。

 

ドリアンも、臭いは強いけど口に入れると実はそうでもない(ただしクセは強い)、みたいな話を聞いたことがあるし、案外人間の鼻は大げさなのかもしれない。

 

先日腐った牛乳を臭いで判別できなかった人間ではあるので、説得力は皆無である。

 

 

 

原因は、使ったこともないニラを買ってしまったところから始まっているような気がする。

 

父がニンニクを好きじゃない人間だったので、実家で臭いの強い食材は使われることが少なかった。

今思えば、ニラも一度も食卓に上がったことはなかった。と、思う。

 

ニンニクの味にあまり馴染みがない。ニラも、もちろんない。

ネギのようなものだと思って、買ってきたニラを勢いよく全部切ってしまって、その途中で、

 

あ?????? 匂いが強い生き物だぞ???????????????

 

と気が付いたものの、もう切ってしまっているからどうしようもない、使わなければ。

 

時刻は夕暮れ時。

回していた洗濯機が、お仕事終了の音を立てる。

室内に干す予定の洗濯物。

 

……………濡れた洗濯物に香りは付きやすかろう。

イメージだけれど。

 

こういうとき、部屋が二つあって良かった、と思う。なんとかキッチンとは接していない部屋に洗濯物を避難させることが出来た。

 

明日からのお弁当に入れられるサイズにしよう、とか思って、無駄に美味しくないそれを大量に作った。

美味しくない、というのは口に入れて分かることなのだから仕方ないのだけれど、しかし、お仕事を頑張った後に訪れた昼休憩、美味しくないもので、いや、正直に言おう、不味いものでお腹を満たして、私はその後、夜までのお仕事を頑張れるだろうか、いや頑張れない。

そもそも、僅かばかりのやる気だとしたら、マイナス値を計測してしまう。

 

私が可哀想だ。

 

現に今、この満たされたお腹の中がすべて美味しくないもので構成されていると思うと、我ながら遺憾の意である。

 

お弁当に持っていこうか、悩む。

どうせ食べるのだから、食べ切るなら早いうちがいい。

 

己に躊躇する暇を与えるな、

口に入れてしまえ、

そうすればいつか無くなる。

 

食べれば無くなる。それは真理である。

例えとても美味しくて、無くなってほしくないものでも、食べれば無くなる。

 

寂しい。

なんで食べたら無くなってしまうんだろう。

 

 

 

この土日の私は、とても行動的だった。

 

土曜日は朝早く起きて、運動靴にリュックを背負った格好で歩きに外へ出て、一人でカラオケに行き、お店を出た足で靴屋に行き、仕事用のパンプスを買い、更に歩いてドラッグストアに行き、お店を出て更に歩き、最中には祖母に電話をしてみて、祖父に言われた言葉に彼女が傷ついたという話を聞き、聞いているうちにスーパーに着き、買い物をしながら話の続きを聞き、会計のタイミングで致し方なく電話を切り、そして帰路に着いた。

夜には気になっていた洋食屋さんに行った。歩いて行った。周りがみんな複数人で来店している中、一人で行った。

日曜日も外に出て歩いた。昨日買い忘れたものを買ってきた。昼頃に家を出たから、帰ってくるころには汗をかいていた。

 

 

いつも土日に出かける人なら、なんてことない行動だと思うかもしれないけれど、基本引きこもりの私からすれば、これはあまりにもアクティブな土日だった。

 

二日間連続で家から出ることなんて滅多にない。

 

 

 

 

本当はこの土日、友人が家に泊まりに来る予定だった。

 

県外からうちに来てくれる予定だったから、感染症の状況がまたちょっと良くないね、やめようか、また絶対近いうちに、また、ね、絶対ね、と二人で予定の取りやめを決めた。

 

とても楽しみにしていて、でもお互い厳しくしておかないといけない立場にあって、だから取りやめて良かったと思っている。

 

私はせっかく色んなことをする予定だった日が怠惰に消えていくのが嫌で、彼女が来たら一緒にしようと思っていたことを一人でやろうと思った。

 

 

カラオケに行く予定だった。

一人で行った。一人だから1時間にしておいた。誰かと行くと、お喋りとか楽しくなるけど、本当に真剣にただただ熱唱してきた。

1時間熱唱すると、腹筋が痛くなった。体力もめちゃくちゃ使った。

 

買い物に行く予定だった。

彼女が買い物をしたい、と言っていたので、私はじゃあ靴でもついでに買おうかなぁ、とぼんやり考えていた。一人でも買うことにした。買った。悪くない買い物だった。実用的だったし、割引券ももらった。

 

どちらも車で私が連れていこうと思っていたけれど、大学のころを思い出すと、彼女とはよく駅一つ分歩いて、喋って帰った仲だった。

歩いていこう、と誘えば、もしかしたら頷いてくれたかもしれない。

 

夜には洋食屋さんに連れていく予定だった。

近所にある洋食屋さんで、ずっと気になっていたけれど一人で行くのもなんだかな、と思っていたから、彼女に付き合ってもらうつもりだった。

ご時世か、元々あったサービスかは分からないけれど、テイクアウトが出来るお店だった。ネットで調べて、一人用のおつまみセット的なものを注文して、歩いて取りに行った。

恐らく初めて食べたスペアリブという食べ物。

まさか初めてのスペアリブが、テイクアウトで、自宅で、一人で食べることになるとは思っていなかった。

 

 

日曜日も、彼女がお泊りをしていたならお出かけをしていただろうから、と外に出た。

たまたま土曜日に買い忘れたものがあったので、それを買うことにした。運動がてら歩いていった。

 

 

 

充実した2日間だった。 

 

 

でも彼女には会えなかった。

 

彼女に会うことだけは出来なかった。

 

 

「今日やる予定だったこと、一人で全部やっておいたから」

 

とLINEで伝えると、いいなぁ、カラオケ行きたかったなぁ、絶対近いうち行こうね、洋食屋さんも、行こうね、とまた新しく未来の約束をしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

……とここまで寂しそうな顔をしてみたけれど。

 

一人は一人で楽しかった(笑)

 2日間、とてもいい天気だった。

 

 

歩いた時に、わざと狭い道を歩いてみたりした。

大きな墓地があった。知らなかった。

お線香の匂いがして、青空がすごく綺麗で、なんだか落ち着くなぁと思って、地図アプリも開かずに適当に方向だけ決めて歩いた。

 

日曜日起きたら、筋肉痛を起こしていた。

何故か左足だけ痛かった。

まさか右折ばかりしていたとか、反対に左折ばかりしていたとか、そんなことで両足の負担に差が出来たとは考えにくい。原因は分からない。

歩き方が悪いのかもしれない。

 でも、身体を動かしたという実感を得られた。

 

この間、運動しないとなぁと言っていたばかりだったから、いい時間になった。

 

カラオケも込みで運動時間だった。

この一連の流れ、クセになりそう。

月一くらいで、歩いて1時間だけ歌いに行くかもしれない。

 

 

知らない道も歩いたし、祖母の愚痴も聞けたし、新しい洋食屋さんにもテイクアウトだけど行けた。

 

 

二人だと違う楽しいことがたくさんあっただろうな、と想像した。

でも、一人だからこその色んなことがあったな、とも思った。

 

2日引きこもっちゃうのはやっぱり勿体ないよな。

知ってたけど。

 

最近ずっと週末は雨だったそうだから、仕方なかったといえば仕方なかったけど、単純に身体に悪いから、まぁ、やっぱり出来るだけ外に出ようかなと思う。

 

 

 

 

腕貫探偵(実業之日本社文庫)

著者:西澤保彦 出版社:実業之日本社

ISBNコード:9784408550626

様々な場所に突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。その簡易机で受付をしているのは年齢不詳の男。マネキン人形のように無表情で、銀縁メガネ、白いシャツ、両腕に黒い腕貫をはめた公務員だった。悩める市民たちは様々な相談を何故かもちかけてしまう……。

安楽椅子探偵』というのが大好きです。どこかに捜査に行くわけでもなく、椅子に座って、事件の話を聞くだけで謎の真相にたどり着いてしまう、そのスマートさ。たまりません。

このシリーズのおかげで、公務員さんたちが付けているあの腕のカバーの名前が『腕貫』だと知りました。

さらりと読めるミステリです。シリーズも出ているので、合わせて是非。

 

 

 

うん、謎解明は一人じゃなくてもいいけど、一人で出来ることは多い方がいい。

 

突然誰かとの予定が無くなってしまっても、残念な気持ちを埋める術が多くなる。

生きていく上でも自分で解決できることが多いのは安心だし。

 

そして、料理も、美味しいものが作れた方がいい。

 

作れないよりは作れた方が絶対いい。

っていうか作るなら美味しいものを作れた方がいい。

懐に余裕のある生活なら、全部外注にしちゃうという手もあるけれど、私にゃ無理だ。

 

自分でちゃんとレシピを見て作ればいい。

やればできる子なんだから。

 

なんでレシピ見ないんだ。

なぁ、なんでレシピを見ないんだ

 

ホントに分からない。

 

なんでナビも見ないんだ

 

 

 

ああ、美味しいもので腹を満たしたい。

 

冒頭、今までニラと接してこなかったことを料理失敗の原因としてあげたけど、違うよね、レシピ見ないからだよね、ごめんね、ニラのせいにして、いや、育ってきた環境のせいにして、ごめんね、私のせいだね。

 

自分だけで気持ち的に処理できず『豚小屋みたいな臭いがする』ということをツイートしたときに、『いいね』してくれたフォロワーさん、ありがとうございました。

励みになりました。

 

私は元気です。

 

 

そして、お醤油のお陰で、醤油味が美味しい何かになりました。

お醤油には、感謝しても、し切れません。

 

 

 

 

WHITE OR BLACK

お疲れ様です。

今日、なんだか寒いですね……ついうっかり暖房をつけてしまった。

 

 

先日冷蔵庫を開けたら、

 

いつから居て、いつ開けたかな?

 

という牛乳が佇んでいた。

 

 

ふむ。

 

 

牛乳パックの口を開けて、鼻を近づけてみる。

変な臭いはしない。

 

 

ふむ。

 

 

ギリギリまだ生きているのかもしれない。

私にはこの子を買って持ち帰ってきた責任がある。

 

 

もしギリギリでセーフかアウトか、という狭間にいるならば、せめて温めたら、まぁセーフ、くらいにはなるのではないだろうか……。

 

と考えて、マグカップにその牛乳を注いで、レンジで温めてみることにした。

 

 

温めている間に朝ごはんの準備をして、いつものように動いて、いつもの日常を過ごして、

 

レンジがチンッとなる頃には、うっかり色々忘れた。

 

 

普通に口をつけて、一口ごくりと飲んだ。

 

 

 

 

という話をSさんにした。

「チャレンジャーですね、ドロドロでしたか?ヨーグルト的なw」

 

 

 

違うんだ。

 

 

 

 

サラッサラの液体だったんだ。

 

 

 

 

そして、凄まじいえぐみ

 

えぐみが、凄い。

 

牛乳が腐ると、こんなにえぐみが出るのだと、初めて知った。

「これは凄いwwwwwwwwwwwwwww」

って笑いながら捨てた。

 

すごい経験をしました。

 

緑茶には殺菌成分が含まれているから大丈夫だぞ、と心を強く持って、ゴックンしてしまった分をどうにかしてもらおうと、たまたまあったお茶パックでお茶を淹れました。

 

 

何事もありませんでした。

ふぅ、あぶねぇあぶねぇ。

 

 

コーヒーを飲んで、高確率で腹を壊すくせに、これはセーフなんかい。

 

などとツッコミどころは満載なのですが、しかし、助かりました。

 

 

一人暮らしのことを自分の身体と時間を使った人体実験なのだ、と思って早5年? 6年? になるのですが、まだまだ経験していないことがたくさんあります。

 

経験するたびに、手元にある『一人暮らし中に起きたイベントビンゴカード』の穴をあけていくイメージですが、こういうイレギュラーというか、それは経験しなくても良かったね、ということをするたびに、そんなマスが用意されとったんかい、とこれまたツッコミする手に力が入ります。

 

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何があったわけでもありませんが、本当に最近何故か「健康第一だよな」と考えるのは、アニメを見たせいでしょうか。

 

はたらく細胞BLACK(モーニングKC)

著者:初嘉屋一生 出版社:講談社

TVアニメ「はたらく細胞BLACK」 公式サイト (saibou-black.com)

はたらく細胞』のスピンオフ作品。

タバコ、酒、ストレスで血液がドロドロになってしまっている身体を舞台とし、その中で身体の機能を維持すべく、過重労働を強いられる細胞たち。

本編の『はたらく細胞』に比べて、なんか、描かれる世界もキャラクターも影がしっかり書き込まれていて、全体的に薄暗い。新米の赤血球が主人公となって、身体中に酸素を届けに奔走するのですが、もう、苦しかった。

 

「これはあなたの体の物語」

 

とあるように、たぶん一歩間違えれば(一歩じゃセーフか?)自分の身体の中の細胞たちが阿鼻叫喚の状態に陥るのだろうと想像できてしまう。

恐らく舞台になっている身体の持ち主も、人間の世界でブラックな環境にいるのではないかと思われるが、自分の身体に優しくしないと、内側の世界も物凄くブラックになるのだと、突きつけられる。

怖くて泣くかと思った。

 

思わず友人にLINEで「みんな健康でいようね」とアニメ最新話の無料配信ページのリンクを送ったら、

 

「どうした、尿管結石になったのか、大丈夫か」

 

と要らぬ心配をされましたが、私は元気です。

とにかく健康を呼びかけねばと思ったし、健康でいよう……と思わせてくれる作品だと思います。

 

 

そろそろ気を付けたいけど、何からやってみようかな、と思っている方はぜひご覧ください。

不健康な生活を送っていると貴様の身体もこうなるぞ、という強めの脅しをしてくれます。

 

気を引き締めて生きていきたい。

 

 

最近「ちゃんと水分を取ろう」と以前より意識するようになりました。

結局全然うまく飲めてないんですけど、意識は高まっています。

 

 

 こんなん、怖い、怖すぎるから、ほんと、細胞たちにホワイトな労働環境を与えてあげたい、そう思います。

 

 

習慣は敵であり味方。

お疲れ様です。

 

 

職場の私がいるフロアには、かなり多くの人がいます。

その分色んな人がいて、皆さんから『神様』『仏さま』と呼ばれる方がお一人いらっしゃいます。

 

その方は、自己啓発本をたくさん読まれているとのことで、何でも勉強なので、とインプットに余念がありません。

 

誰かとの会話の中で、ふと読んだ本の中から自分が思ったことを相手に話すと「その言葉が欲しかったんです」と言われることが最近よくあるらしい。

 

心を救い、導いていらっしゃる……。

 

もはや本当に神様のような……。

 

 

 

先日私とお話をしている最中に、私が何か悩みを話したわけでもないタイミングで、そういえば、と神様が話し始めました。

 

 

 

曰く。

 

 

 

人間ってそんな簡単に変われない。

 

実は自分が「考えている」と思っていることは、全体の1割程度で、あとは潜在的なものらしい。

だから、「考え方を変えよう」とか「意識しよう」とか思っても、結局それは頭の中の1割くらいの変化でしかない、ということになる。

 

じゃあ、どうやって人間は変わるのか。

 

習慣を変えるのが良い。

 

習慣というのは無意識でやっていることに近い。

例えば朝起きて、毎朝必ずやることの順番が決まっていたら、それは考えながらやらなくても、勝手に身体が動いてくれる、ということ。

 

考え方を変えるよりも、行動から変えてしまうのが手っ取り早い。

 

あと、結局変わるためには、変わりたいという意志が本人に必要だという事。

 

以前、社会人としてはあまり良くない癖を持った方の教育係のようなポジションになった時に、何とかその悪癖を変えようと色々働きかけたけれど、全然変わらなかった。

 

人を変えようと思うのは無理なことだと気が付いて、人の行動を正そうとするのではなく、何かに気が付いてもらえるように話をするようになった。

 

本人が変わりたい、治したいと思う気持ちのベースが無くては無理だ。

 

そして習慣を変えるのもやっぱり容易ではなくて、早く結果が出る人もいるけれど、数か月間行動を変えて、ようやく習慣として身に付く場合もある。

 

一気に何もかもを変えるのは大変だから、少しずつ変えていくのがいいかもしれないね。

 

 

 

という話をしてくださいました。

 

例えば毎晩の飲酒を止めたくて、金曜日の夜だけにする、とか、100か0かじゃなくて、自分に無理のない緩やかな変化の方が続く、みたいなことだろうなと想像する。

 

 

もし行動が変わらないようであれば、それはそれで仕方ないことだと諦めてしまっていいんじゃないか、とも仰っていました。

 

 

例えばお酒だったら、それだけ自分が好きなものである証明になるし、じゃあ飲むは飲むなりに、良い付き合い方を模索したりも出来るのかもしれない。

 

諦められないなら、自分が変わりたい証拠にもなるのでしょう。

 

 

 

しかし話し始めが本当に唐突だったので、その後で「どうして、あの時私に習慣の話をしたのですか?」と聞いてみた。

 

「え、分かんない、ふと何となく。理由はないです。んー、くりこさんに今必要なことだったんじゃないですか?」

 

 

一体この方には何が見えているのだろう。

それこそ潜在的な部分で何かを捉えていらっしゃるのかもしれません。

 

 

 

数日後、

「なにか習慣は変えてみましたか?」

とお声がけいただいたのですが、割と何でもルーティンにしてしまいがちなので、行動は規則的だったりしていて、あんまり大きく変化させたことはなかった。

 

でも、一つ敢えて上げるなら、とお伝えしたことが

 

 

寝る前にスマホを枕元に持っていかない

(寝坊防止のため)

 

 

っていう、お前いったい社会人何年目だ、みたいなことしか言えなくて。

でも、休日は枕元に持っていっていい、としていたのを、休日も遠くに置いておく、に変えたところ、『惰眠むさぼり日数』は減ったような気がしています。

 

起きて時計を見て、お昼ごろだと知った時の、あのやるせなさ。

 

朝から活動できた時の一日の長さと充実感。

 

どちらも知っているのは、惰眠をむさぼった過去の自分がいるからなのですが、とにかく、一日が長いとやれることも多くて嬉しいのは確かです。

 

そして、いや、明日はもうずっと寝てたいわ、みたいな感じだと敢えてスマホを持って布団に入ることも出来る。

 

寝まくるのか、早く起きるのか、の選択権が自分にあるというのは大きい気がします。

 

全能感。

 

 

 

 

あとは運動の習慣でもつけ……つける……かな……………………

散歩するの好きだから、今までただ歩いていたのを、腕の振り方とかちゃんと気を付けて歩くようにしていこうかな。

 

 

論理的思考力を鍛える33の思考実験

著者:北村良子 出版社:彩図社

ISBNコード:9784801302099

歩いている最中は、音楽を聴くために耳を塞ぐのも危ないから良くないし、本を読みながら歩いたら中学のときみたいに「危ないぞ」つって近所のおじさんに怒られるかもしれないし、考え事がいいかな。

 ということで、こんな本があります。散歩のお供にいかがでしょうか。

かの有名な『トロッコ問題』からオリジナルの問いかけまで、時間がいくらあっても考え続けてしまえる問題たちです。

 

 

 

まずね、一週間に一回はお外に出よう? って、思うんだ。

陽の光をちゃんと浴びなさいって。

 

土日のどっちかは、お散歩に出る、そう、それにしよう、ね。

 

 

神様は、こうも仰っていました。

 

途中で挫折しそうになったとしても、過去の自分が助けてくれます。

「これだけ続けてきたじゃん」

って、自分が頑張ってきた期間が、何かを踏みとどまらせたり、継続を促したりするはずですよ。

 

勇気の出る言葉ですね。

 

 

 そうね、私は……うん、

 

引きこもることを習慣にしない、ね。

 

そうしましょうね。