推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

とにかくみんな健康でいようなって話

お疲れ様です。

今日は本の話は無しです。

 

とにかく

 

防げる病気や怪我は、できるだけ回避して元気に楽しく過ごしていきたいよな!

 

ってことだけ叫んだらもう満足です。

先日病院にて、無料で受けられる検診の話になり、先生曰く

 

「まぁ、年一で受けられるのも、そろそろ終わるかもしれないんだけどねぇ」

 

とのこと。

2年に一度、とか、とにかく予算が減ればもちろん無料でできることは減っていく、というのは当たり前なんですけれども、

 

近いうちにそうなってしまうかも、と知ったら現金なもので、余計に意識を強めました(笑)

 

今すでに有料の地区は、、まぁ、ね、そうだよね、あるよね。

 

女性がかかる病気でも、男性がワクチンを受けることで予防出来たりなど、色々最近目にします。

お恥ずかしながら知らなかった。

HPVワクチンは男性も接種する必要があるの?〜自分やパートナーを守るためにもHPVワクチンを接種することが大切~ | メディカルノート (medicalnote.jp)

 

ワクチン接種に関しては、身体に合う合わないとかあるから、みんなやるべきだ! みたいな話にはならないけど、

それでも、がん検診とか色んなところの定期健診は無料じゃなくてもちゃんと受けなきゃなぁ、というところです。

 

目とか、歯とか、目とか、目とか、、、、ねっ!!!

(この文章をダラダラ書いている間に眼科に行ってきました、えらいね、、早く書かんからやで……)

 

 

 

以下は蛇足、自分のための記録です。

蛇の足、長すぎる、、画伯、、、。

 

面白いこと何もないのですが、子宮内膜ポリープ切除の体験談? をと思いまして。

いや、そんなに詳しくは、書くのかな、分からない(笑)

いつも通り下書きなど一切ない、行き当たりばったりの文章であることは間違いありません。

 

センシティブな話題じゃないつもりだけど、女性の身体についての話はどうしても出てくるので、生々しいのやだよ、という方はご注意ください。

 

読まなかったとしても、もちろんそこのあなたの健康を祈る。

とにかく皆様が健康でありますように。

 

 

 

 

◇◆優しすぎるワンクッション◆◇

 

 

 

 

本当に記録みたいになりそうで、そんなの自分がつまらないから楽しくなるように思い出しながらまとめていきたい所存です。

ツラい話は出てきません。

と言っても、ツラいかどうかは人それぞれなので悪しからず。

 

 

少し前の記事から話には出していましたが、年末に初めての入院・手術ってやつを体験しました。

 

感想は、人間の身体ってやっぱ面白いよなぁ、です。

無事に終わったから言えることかもしれないですが、実際手術受けるぞ! ってなってからずっと不安と期待が2:8くらいだった気がします。

 

もっと危機感もった方がいいよ。

 

 

 

たぶん秋、そして冬のころの話

 

さて。

 

いつからか忘れたけど不正出血があって、うへぇ気持ち悪wwと思っていたころ。

そんなタイミングで会社の健康診断があるとのことで

 

じゃあオプションつけて調べてもらうかぁ

 

と思っていたのに、うっかり検診内容を追加してもらうのを忘れた。

 

でも、このやる気、たぶん今しかないんだろうな……と思って、検診の帰り道に別の婦人科に予約を試みた。

その日は予約がいっぱいでしたが、別日に行くことができました。

 

診てもらう。おじいちゃん先生。優しい。

他の看護師さんたちも優しい。

 

子宮内膜ポリープだろう、ということで、でも切除とかはここではできないから、と大きい病院を紹介してもらう。

ポリープの大きさは1センチくらいと言われました。

 

人によっては経血過多や酷い生理痛、それに伴って貧血などもあるらしいのですが、わたしは運よくそういった症状はなし。

入院手術という普段体験できないことを、苦しむ期間もなく経験できる…。

 

つまりラッキーでは?! …と思うことにした。

というか実際そう思った。

 

紹介された病院でも診ていただいた。

「今、症状がないわけだけど、手術する? した方がいいとは思う、大きくなったりしていつか症状が出ることもあるし」

 

そう言われて、すぐに「お願いします」と返事をしたら、変な間があって。

聞けば手術を即決しない人はまぁまぁ多いという。

手術した方がいいんだな、と思って病院に行ったし、自分じゃどうすることも出来ないことだから任せるしかねぇ、とも思っていたので、迷う人がいると聞いてそうなんだと思った。

 

朝早く来て、手術前処置をして、手術して、次の日には退院、という感じらしい。

 

 

…なるほど、早い。

 

 

手術のための同意書をご家族に書いてもらってね。

ご説明も一緒に聞いてもらいたいから、ご都合聞いてね。

 

 

…なるほど、そりゃそうか。

 

 

勝手に一人で受けていいわけないよな、と気が付く。

10月に最初の診断を受けて、そのままスルーっと進んでいたので、なんとなくそのまま終わりまで行ける気になっていた。

 

 

親への連絡という、あの、アレと戸惑い

 

あまり病気をしないので、尻込みしつつ、またもやその時のやる気がないと動けないと思った私は、その日の帰り道に親に連絡する。

 

「驚かないで聞いてほしいのだけど(笑)」

 

という前置きでである。

 

説明をし終わって、我ながらスムーズで分かりやすい、簡潔な説明だったなと思ったのだけれど、

その後で親からメッセージが届いて

 

「もう少し早く教えてくれてもいいんだよ、貴方はいつも一人で決断してやっていけるけど、不安もあったんじゃないかな、頼ってくれてもいいんだよ」

 

という優しめの言葉を使ったお叱りというか、苦情というか、「遅い」というその、なんというか、いや、分かってる、お叱りでも苦情でもないの。

でも、その、ご意見をいただいた。

 

たぶん親の悲しみやら、不甲斐なさやら、頼ってもらえないことへの、なんなんだろう、

なんなんだろう、いや、分かるけど、しっくりくる言葉がすぐ出てこない。

悲しみであってるんだろうか。

 

 

私としては、一人でいろいろ進められてえらいね! という気持ちだったので、なんというか、えっ、解せぬ、という驚きがまずあった。

 

いい歳をしてさ「自分一人でできるようになった!」ってことがまだまだあるので、それの延長線として『入院手術』をとらえていたのである。

 

一人でバスに乗れてえらいね。

一人で外食出来てえらいね。

一人で映画見に行けてえらいね。

一人で服買えてえらいね。

一人暮らし出来てえらいね。

一人で入院手術の話聞けてえらいね。

 

褒められていいことだと思っていたのである。

親に褒めてほしいとかじゃなくて、でも自分を誇らしく思っていたのは確かだったように思う。

 

先に書いたように、親の気持ちは分かる。

心配させてよね、一緒に悩ませてよね、という愛情だろう。

分かる、気はしている。

 

 

私としては、説明したい事、伝えたい事はまとまってからしたい、というのがある。

 

例えば最初に「大きい病院で診てもらってください」と言われたタイミングでそれを報告したとする。

 

「また今度、診てもらったら連絡するね」

 

と言うことになる。

で、その報告をする日までの間、親は「どうだったかな」「大丈夫かな」と気にする毎日を送る。

私もその間「「どうだったかな」「大丈夫かな」と思わせているんだろうなぁ」と気にする毎日を送る。

 

気にされる日々を気にする日々、嫌じゃない??????????

 

あっ、すいません、分かってる、親不孝者、イエスせやねん、ごめんやでホンマ。

 

心配をかけさせたくない、とかいう優しさじゃないの。それもうっすらあるかもしれないけど、たぶんホントに薄いの、もはや優しさじゃないの。

気にされてるのが気になるの。

自分がラッキーじゃんとか思ってることを、心配されて、2割だった不安が大きくなるんじゃないか、とか、案の定、親はやっぱり心配もしてくれるから、心配そうなことを言うの。

あと心配させるような会話のラリーなんて少ない方がいいでしょうよ。

 

愛されている自覚がある。

躊躇う。

思いやりの心を返せない娘よ…。

 

 

……という私の気持ちと親の気持ちがまぁ合致するわけもなく。

 

それはそれで終わったけど、やっぱりこれからも言わないで済むことは勝手に進めるんだろうなぁ、などと思いました。

 

これからも自分の気が楽になるように動くのでしょう。

 

あと、これを機に、健康優良児だった私もいい加減いろんなところにガタがくる年齢なんだなって親が思ってくれたらいいなとか、都合のいいことを考えています。

 

 

手術日の変更とかそういうの

 

最初、手術は12月の頭にしよう、って話を先生としていました。

10月の終わりごろに話が始まって、11月フルに空けとけば親との都合も付けやすいでしょと思って1か月、そしてすぐに12月。

 

やるならさっさと終わらせたい。

寒い時期に動くよりも、少しでも過ごしやすい時期の方がいいようなイメージもあった。

12月はもう寒いんじゃないかと言われたら、まぁ、ヘヘヘ、そうなんですけど。

 

親と一緒に手術の説明を受けている最中に、ふと気が付く。

 

 

あれ、生理とかぶるんじゃない??????????

あれ、子宮内の手術と生理ってかぶっていいのか???????

ダメじゃない???????????????????

 

先生に聞いてみる。

 

 

「それは駄目だねぇ」

 

「あは、やっぱりですか?」

 

 

先に言って????????????????????????

 

 

当然すぎて言われなかったのだろうか。

 

 

いや、先に言って?????????????????????

 

と言いそうになるのを我慢した。

親も隣で我慢してた(笑)

 

というわけで土壇場で予定変更である。

12月の頭から、クリスマス前に手術日が変更しました。

 

職場にも手術日を伝えていたので、予定日が変更になりました〜ってヘラヘラしながら伝えたら

「……んっ?! 大丈夫なの???」

と返されましたが、先述した通り、私には辛い症状が何もなかったので、手術前日までしっかりお仕事行けました。

 

男性の上司にどこまで伝えるか悩ましく、結局彼は今も私が何をどうするために手術したかはご存知でないのである。

 

 

早朝ドライブの魅力、そしていざ入院

 

そう!

前日までしっかりとお仕事に行けた、その裏には私の努力があるのである!

 

その努力とは!

ただの早起きである!

 

 

感染症により仕事が増えててね……!

手術の前日にコロナの検査が必要なんだよぉ……!

とのことで、手術の説明のときに選択を迫られた。

 

1.前日の昼までに病院に来て、唾液検査のキットを提出して、手術までをスムーズに行う

 

2.手術日当日に鼻に棒を突っ込む検査をして、検査結果が出るまで1時間ほど待ってから手術に向かう

 

んんんんん1ぃぃぃ……!

 

鼻のやつ痛そうだしぃぃぃ……!

 

仕事も行きたかったので、唾液検査のキットを昼までに提出ということは早朝に病院に行かなければいけないということ。

 

 

早起き!!!!!!!!

 

 

できた!!!!!!!!!

 

 

 

早朝のドライブ、めちゃくちゃ気持ちよかったです。

通勤時間であればものすごく混むのを知っている道だったので、余計に気持ちよかった。

 

その気持ちよさを忘れられず、退院後、早朝に車を走らせる日があったとか無かったとか。

 

 

手術当日は、親が病院まで送ってくれました。

「じゃあまた明日ね!!」

と病院前にて、いつも通りの声で手を上げて去っていく母。

彼女のことを『心配性で寂しがり屋』なのではないかと疑っているので、ありがとよ…。

 

感染症予防のため、お泊まりはもちろん面会も禁止だし、手術の終わりをそこで待ってるなんてことも出来ないのである。

 

話には聞いていたので驚かずとも、母が少し可哀想であった。

 

 

受付をして、病室に移動。

 

想像していた病院よりもめちゃくちゃきれい。

思わず案内をしてくださった方に

「なんか、キレイですね……」と言う。

 

違う、ナンパじゃない、フロアが綺麗ですねって意味です。

案内してくださったおじさんを唐突に口説いたわけじゃない。

 

 

暖色の柔らかい電気、足元は絨毯、通路は広くて1番先には窓が見える。

お茶とか勝手に飲めるスペースがあるんだけど、椅子も丸みのある背もたれに、厚い座面。ふかふか。

 

聞けば、婦人科ではなく産科病棟だと言う。

 

入院説明のときに、婦人科がいっぱいだったら産科でもいい? と聞かれており、私は「問題ないですよー」と答えていた。

 

キレイな2人部屋。

部屋料金は少し上乗せされましたが、同室の方は朝イチで「退院ですよー」って声かけられて「やったー!」って嬉しそうに出ていかれました。

 

そのお声がホントにめちゃくちゃ嬉しそうで、私も嬉しくなりました。

入院生活お疲れ様でした!

 

……。

 

そして私の1人部屋に……。

ふふ、自由……。

 

パジャマに着替えてしばらく待機。

充電コードの長さを確認したり、なんか色々。

 

手術の説明に看護師さんがいらっしゃって、色々用紙にサインしたりして過ごしました。

 

 

食事は寝る前の0時から禁止、飲み物も入院したところから禁止、だったので、腹ペコである。

 

でもワクワクだった。

私には時間があった。

 

8時半に病院に来て、14時くらいから手術の予定。

10時くらいから手術前処置なるものがあるらしいけれど、寝転んでるだけだ。

 

読みかけの本読もうとか、ソシャゲの未読ストーリー読もうとか、お絵描きもできるかもとも思った。

部屋に一人きりなのだと分かったから、さらに寛げる。

私は手術前だというのに楽しさでソワソワしていた。

 

 

手術前処置とかいうやつ

 

結果的に、この有り余る時間のなかで私ができたことは、読みかけの(あとちょっとで終わる)本を最後まで読んだことだけだった。

 

解せぬ。

 

それもこれも私の集中力の無さのせい。

くそ、修行が足りなかった。

 

集中力を乱された原因はおそらく手術前処置である。

 

ポリープ切除をしやすくするために子宮口(子宮?)を広げるお薬を入れますね、という話。

 

なるほど。

 

ガーゼ詰め込まれた。

それに薬が染み込ませてあって、じわじわ効いていくらしい。

 

処置はまぁまぁ痛い。

人によっては緊張やら痛みやらで、処置後にふっと気を失うような人がいるとかいないとか。

『迷走神経反射』とかいうやつかな、と勝手に思っている。

 

私は大丈夫でしたが、念のためと部屋までの短い距離を車椅子で運んでもらいました。

初めての車椅子。少しはしゃいだ。

運ばれるの楽しい。

 

あ、その際「ポリープの大きさ、2センチくらいだね」と言われました。

子供の成長は早い(?)いつの間に2倍になったんや。

 

その後は、異物感はない。

けど、「トイレ行った時に出てきちゃったりしたら、もっかい入れ直すから教えてね」などと言われて緊張感が高まる。

もっかい入れ直す、ということは、もっかいあの『まぁまぁ痛い』をやらねばならんということだ。

 

 

……嫌である!!!!!!!

 

 

しばらくすると、あ、これが薬が効いてるということか、と分かる違和感がやってくる。

ちっちゃい風船を中で膨らませてますか? みたいな、いや、うぅん、例えるのが難しい感覚なのですが、お腹の中から外に向かってゆっくりゆっくり押されてるみたいな、、とにかく不快(笑)

 

痛くはない、が、何かが無理やり体の中で行われているな、というのは分かるし、無視できない。

そしてトイレが近くなる。膀胱が押されてるのかもしれない。

 

妊婦さんがトイレが近くなるというけれど、私が今こんな感じなんだから、

赤ちゃん丸々お腹の中にいたらさ、そりゃあさ、内臓は押しやられてさ、そりゃあ、そうなるよ、と想像した。

 

トイレに行くけれど「ガーゼが出たら処置やり直し」の緊張感は継続している。

トイレ行きたくない、行きたいの連続である。

 

ホント何も出来なかった。

くそっ、わたしにもっと力があれば……!

慣れてきてようやく本を読めたけど、瀬尾まいこさんの本じゃなかったら無理だったかもしれない。

好きな文体、好きなストーリー、ありがとうございます。

やはり大好きです、瀬尾まいこさんの作品。

 

 

その不快感に慣れてきた頃に与えられるご飯!!

 

その名も点滴!!

 

さらに制限される体の動き!!

 

うまく刺さらない針!!

 

左腕でやりなおし!!

 

……針、キミけっこう太いな!!

 

人間の腕ってこんな太い針さしてもいいんだなぁ……と変に感動しながら刺さるところ見てた。

 

ちなみに点滴跡(なかなかに目立つ内出血)が退院後1週間以上消えないことを、この時の私は知らない。

長袖を着る季節で良かったな。

両腕はさらに目立つ。

(それでもちゃんと治っていくのだから人間はすごい)

 

 

ふぅん、これが手術ってやつね(何も分からない)

 

さて。

ええと、14時から手術、だったような気がする。

(早く書かないから忘れてってるじゃん…!!バカっ!!)

 

コンタクトレンズは外していたので、メガネで歩いたのですが、手術室までの道のりなんてそうそう見られるものではない。

度が強い方のメガネで来ればよかったな、、という旨の呟きを看護師さんに聞かれる。

 

 

手術台に寝転ぶ。

 

「もう少し下にずれてくださーい」

「もう少し下に来られますー?」

 

を何度か繰り返して、ベッドの端からお尻が落ちそうなところに辿り着く。

腰から上だけでベッドに乗ってる感じです。

 

踵からふくらはぎまでがハマるようなクッションに片足ずつ乗せる。

マッサージチェアの足の部分みたいな。

 

ここまで来ると、その足が上に上げられたり、左右に広げられたり、微調整されたりと、もう私の意思とは関係なく腰から下を動かされる。

 

ちょっと面白い。

 

履きかえるように言われた紙パンツはすぐに切られたし、股間を消毒のためになかなかの勢いで拭かれたし、(俯瞰でイメージした時に、赤ちゃんのオシメを取り替える絵が見えた)

 

もちろんその度に「ちょっと冷たいですよ〜」とかちゃんと声かけはしてもらったけど、この

何というか、人間として接してもらってたところから、少しカテゴリが変わるというか、

 

人間⇒手術する対象

 

みたいな移り変わりを全身で感じて、やっぱりそれも面白かった。

他じゃなかなか味わえない。

 

 

クラシック音楽が流れる室内。

下半身の微調整とか、機材の準備とか、段取りとか、色々されてる間が暇。

枕元(?)にいらっしゃる方はたぶん私の様子を見たり、「力抜いててくださいねー」とかお声かけしてくれる人だと信じて、

「この音楽って先生の趣味ですか?」

などと聞く。

今になって反省する。

お仕事の邪魔してすいませんでした。テンション上がってたんだ、すいませんでした。

 

ちなみに先生の趣味ではなく、いつも同じ曲とのことでした。

他の科だと違う音楽だったりするらしい。

 

微調整されてる下半身が面白くて笑ったら

「面白くなってきちゃいました?」

って聞かれたりした。

はい、面白くなってきちゃいました……へへ……。

 

手術の過程で子宮内が傷ついてしまうかも、みたいな危険性の説明は受けたのに、不安感はここに来てもまだ生まれず、手術よりも自分が心配になる私……。

 

 

どこかのタイミングで首の辺りに仕切りが立てられて、自分の体がまったく見えなくなる。

 

ドラマで見たやつや!!!!

 

麻酔を入れますねと言われる。

「何度かお名前呼びますのでお返事してくださいね、眠くて無理ってなったら頑張ってお返事しなくていいので」

みたいなことも言われる。

 

ツイッターで見たやつや!!!!

 

手術についてのレポを書かれている方達がこぞって、麻酔に抗ってみようとして無理だったと言っていた気がする。

 

私も抗ってみんとす。

 

 

結局、一回も呼ばれてない気がしている。

 

 

麻酔中の夢の話

 

麻酔が入って一瞬で意識を落としたらしい私ですが、手術中、楽しみなことがもう一つありました。

 

それは、麻酔で眠った人間が見る夢!

 

変な夢を見る、みたいなのをこれまたツイッターなどで聞き齧っていた私は、できたら夢を見れたらいいなと思っていた。

 

看護師さんに聞くと、極彩色の何かの夢を見た、みたいな人がいらっしゃいましたよ、とのこと。

 

極彩色の夢、見たことない!!

変わったの見てみたい!!

 

しかし残念ながら、私が見たものに色はありませんでした。

反対に白かった。

 

真っ白な広い空間に、めちゃくちゃ控えめに黒の線っぽいモヤモヤが、うっすら、漂ってる、縦向きに。

 

足元も何もない。

 

音が聞こえてくる。

 

なんだろ……って探ろうと集中し始めるのと同じくらいのタイミングで、

 

あれ、、これって明瞭になっていいやつか、、??

 

と何かに気づき始める。

 

だんだんその縦のウニョウニョしたのが人だということが分かってくる。

 

だんだんその音が話し声であることが分かってくる。

 

色んなものが何か分かる気がしてくる。

あれ、これ大丈夫か、、?

 

って思ったら、白い空間は手術室で、縦のウニョウニョはやっぱり人で、目は覚ましたものの手術中であることがすぐに分かって、

 

「開眼されました」

 

という看護師さんの声を聞きながら、麻酔が効いていようとも案外色々考えられるんだな、などと思っている間に

おそらく、またもや一瞬の間に薬で落とされる。

 

 

次に目を開いた時には病室のベッドの上でした。

 

 

 

 

8000文字を超えたので後半に続く……。

(続きがあるつもりではなかった、、、)