推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

『ハンニバル』の肉料理が美味しそうで戸惑う。

お疲れ様です。

 

…………………………あれ?

 

もう6日?

本当に?

 

 

……………………………………………本当に????

 

 

5日間、何をやっていたんだろうか、覚えがない。

たぶん、誰にも怒られたりしていないということは、仕事にはちゃんと行っていたんだと思う。

偉いぞ。

 

 

 

何やってたんだっけ、って思い返したら、そういえば友人のススメにより、海外ドラマの『ハンニバル』を見ていたのでした。

 

 

トマス・ハリスさん原作。

ハンニバル・レクター精神科医でありながら猟奇的殺人者。殺害した人の臓器を食べることから『人喰いハンニバル』と呼ばれている。

彼は表向きは医者という職業についていることもあり、事件を捜査しているFBIからも信頼されている。

FBIや他の殺人鬼たちとの頭脳戦が繰り広げられたり、もしくは予想外に拳でガチンコ殴り合いもしたり、色んな魅力があるドラマです。

 

話には聞いていたのですが、けっこう、なんというか、思った以上に、人間の肉が画面に出る。

 

まず臓物は出る。

当たり前のように出る。

それは、食事シーンでもあって、でも肉料理の風体で出てくるので、なんというか、その、誤解を怖がらずに言うのであれば

 

美味しそう。

 

ただ、ハンニバルはよくお食事会を開いて、自身が作った料理を招待客に振る舞うのだけれど、そのシーンを見ていると

 

皆さんは、誰の何を食べさせられているんだろう……

 

と何とも言えない顔になってしまう。

 

 

で、私が薄目で見ざるを得なくなる人肉は、その、殺害シーンというか、肉が、その、生きている人の、生きている間の肉、が、犯人によってどうにかこうにかされてしまうのですが、その痛めつけているところをしっかり映していく、のは、海外のドラマならではなのでしょうか。

 

普段見ないので、そういうシーンは、

 

ほおあぁぁぁああぁぁぁぁ……

 

みたいな変な声出しながら見ていました。

 

 

そもそも怖いのは苦手なんだ。

だというのにどうして見たかと言えば(それこそ最終回まで全部見た)、友人のススメがめちゃくちゃに強かったからです。

 

10年以上の付き合いがある友人で、色んな楽しいことや楽しいものを共有してきたけど、そうか、私たちの好みに上手く重ならない部分もあるんだな、と新鮮な気持ちになりました。

 

グロテスクなシーンこそ目を背けましたが、ストーリー的には面白かったと思う。

シーズン1,2,3と続きますが、シーズン1が一番面白かった、かな。

 

 

薄目で見てやり過ごすスキルがレベルアップしたような気がします。

 

 

何よりも面白かったのは、

言葉を巧みに操って、他の殺人衝動を抱えている人間に上手く殺人事件を犯させるくらいに頭のいいハンニバルが、かなりの肉体派でもあるということ。

 

着やせするタイプですか、マッツ・ミケルセンさん……。

 

胸筋すごいし、逆三角形だし、パンチが鋭くて、腕まくりがとても素敵だし、

一番伝えたいことは、

 

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ということかもしれない。

吹き替え版で見ましたが、声もいいよ。

 

ぜひ。薄目で見ればどうにかなるから、ぜひ。

 

 

 

『束の間の一花』との出会いは大きな本屋さん

お疲れ様です。

 

 

先日小さめの本屋さんに行きました。

 

小さめの本屋さんは良いぞ。

 

 

 

……突然失礼しました。

しかし改めて、小さめの本屋さんはとても良い、と思ったので、声高に言わせていただきたくなった。

 

致し方なし。

 

 

品揃えは大きな本屋さんには及ばない。

それはどうしようもないことで、決められた棚数に悩んだ覚えは私にもあります。

 

これは棚に差しておくか、返品するか、うーん、残したい、好きな本だもの、でも、これを残すと、あれが入らない、あれも好きな本なのに、うーん、どうしたものか、どうしたものか。

 

最小限の品揃えは、本当にどうしても残したかったものが残っていく。

 

鋭利にとがってる感じがすごく好き。

 

 

ずっと売れている作品と、売りたい作品と、すぐには無くさない新刊。

 

 

……が全部見られる量にギュッとなっているのが、小さめの本屋さんだと思う。

大きな本屋さんに行くと、目移りしまくって、もう何を見ればいいのか分からなくて、そうすると新刊コーナーと、面陳列とか目立つ作品だけ見て帰ってきてしまうことはよくある。

 

せっかく本屋さん行ったのに、なんか、自分が欲しいものだけ見つけてきてしまったなぁ、って少し悔しくなる(笑)

 

 

先日行った本屋さんで、私は1時間半くらい集中して、文庫コーナーと新書コーナーを隅から隅まで眺めてくることができました。

 

ああ、疲れた。

 

ああ、楽しかった。

 

 

今度はあれを買おう、あれを読もう、っていう本をたくさん見つけることができました。

 

至福。

 

ご飯屋さんみたいに席の回転率というものが本屋さんにもあるとしたら、私は回転率を著しく下げてきた客になるわけで、別に何の迷惑もかけていないとは思いつつ、申し訳なさから本を買って帰りました。

 

買うつもりがなかった人間が買って帰ったのだから、お店にとってはプラスになったはず……だよね。

 

 

またのんびり、目的のない状態で本屋さんに行きたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

さて。

 

衝動買いしました。

出会いは新刊コーナー。

 

束の間の一花(KCデラックス)

著者:タダノなつ 出版社:講談社

ISBNコード:9784065228326

「先生は、私の生きる希望でした――」

余命わずかな女子大生・千田原一花は、ある日好意を寄せていた「萬木先生」と偶然再会。諦めていた彼女の想いは、ふたたび動き出す。しかし、彼もまた不治の病にかかっていて…。

 

新刊コーナーにて2巻の表紙が目に入り、引き寄せられるように手に取って、かわいい絵柄だなぁと思って、あらすじを読んで、

 

え、二人とも病気なの???????????

珍しい設定だね…………………………

 

と、気が付けば元棚に1巻を探しに行き、

無事に2冊そろってレジを通り(万引きダメ絶対)、

お家にお迎えすることが出来ました。

 

 

『戦争』とか『病気』とか絶対泣いちゃう系のものは、少し前の自分だったら手を出さなかったなぁと思う。

読める作品の幅が広がっていて良かった。

 

 

作中、詳しい病名は出ません。

ただ一花ちゃんは余命宣告されているし、一花ちゃんが思いを寄せる萬木先生もまた重く患っている。

 

二人は「あなたの命は長くない」と言われているわけだけれど、それを知らされてからのそれぞれの考え方の違いが、なんというか、胸を打った。

 

 

「いつ死んでもいいように」と、全てを手放していこうとする先生

「いつ死んでもいいように」と、全てに全力を出す一花

 

 

自分の最期が近いことを分かっているのは一緒なのに、行動がまるで違う二人どちらもに共感しました。

二人の置かれている状況や年齢、環境、周りの人の存在など違いがあるので、考え方が違う要因はたくさんあるとは思います。

 

私はわりと、先生派。

毎日を整えて、整えて、ビックリすることが少ないように、日々平穏に暮らせるように、そっと生きている、いや、生きていきたい。

常に「人間いつ死ぬか分からんし」みたいなことは考えてしまっていて、だからといって、いつ死んでも構わん、なんてことはなくて、やりたいことはめちゃくちゃある。

 

『怖いから止めとく派』代表

 

みたいな生活や考え方をしている気がする。

時間は有限だと毎日考えているくせに、行動に起こせることは少ない。

 

もちろん、毎日を人並みに熟すことで必死だと思うこともあるけれど、やればもう少し出来るんじゃないかと思ってたりする。

そして最近、それもよろしくないよな、やっぱり、と思うところもあり、この作品に今このタイミングで出会えたのはすごくありがたいことだと思った。

 

 

やっぱり、やらなきゃダメなんだ。

 

 

人は簡単に死ぬから。

時間があると思ってたって、突然奪われることがいくらでもあることを、毎日ニュースで誰かの悲劇をもって知らせてもらえているというのに。

 

スポーツや勉強を、チャレンジしてみる、してみない、なんていう選択肢は今までも何度もあって、

それは自分の事だけじゃなくて、読んできたフィクションの中でも何度もあって、

でも、そういうのはあんまりピンとこなかった。

 

悩んだ結果、一歩を踏み出す主人公はとてもカッコいいし、魅力的。

 

でも、そこでもしチャレンジしなくても、チャレンジしない代わりに出来た時間を別のことに使うことができるじゃないか。

チャレンジしないことはゼロじゃない。

別の方向に道が見つかるかもしれない。

 

って思ったら、そんな頑張らなくても大丈夫よ、って思っちゃう。

 

 

でも『束の間の一花』の二人には、次がなくて、いつ明日が来なくなるかも分からなくて、そうしたら、今やることが、自分が選択したことが全てで、最期にやったことになってしまう。

 

そういう状態で毎日を過ごしていたら、「いつ死んでもいいように」と準備するのだとしたら、やっぱりせっかくだから頑張りたいと私も思うんじゃないだろうか。

 

……いや、どうかな。

のんびり過ごしちゃうかも。

 

 

悔いのないように、強く思い入れをもつようなことはしない

悔いのないように、ぜんぶ自分が納得できるように全力でやっておく

 

 

どっちも正解だと思う、というか、正解も不正解もないとは思うんだけれど、本当にどっちも分かる。

 

 

仕事のために早く寝るとかしてる場合じゃない。

仕事のために早く寝るから、その間の時間にやりたいことやらなくちゃ。

 

たまには生き急いでもいい気がする。私の場合は。

 

 

 

 

時間を大切にする方法のヒントを最近得たので、確立したら皆さんにもお伝えしたい。

 

 

そう、ヒントはアイマスにあったんだよ!(宗教のにおい)

 

 

とにかく、『束の間の一花』オススメです。

もうすぐ3巻も出るようですので、ぜひ。

 

 

 

 

いんげん豆を茹でる。『桃組+戦記』を推す。

お疲れ様です。

 

 

緊急事態宣言が解除されて、久しぶりに実家に帰り、祖父母に会いに行きました。

 

久しぶりって言っても、恐らくけっこうな頻度じゃない? って思う人がいてもおかしくない。

多いとか少ないとか、長いとか短いとか、人によって考え方って様々だもんな。

 

 

今回もたくさんのお野菜をいただきました。

 

前回は、スナップエンドウと絹さやでした。春だった。

 

今回は、ナス、キュウリ、いんげん豆。

既に夏の盛りなのか……? というくらい立派な大きさのものばかりで、ビックリしました。

 

ついこの間、

 

新玉ねぎだ、新じゃがだ、春が来た、うおぉぉぉ!!

 

ってはしゃいでいたはずなのに。

あっという間だ。

 

 

いんげん豆をいただくのは初めてでした。

茹でなきゃ。

 

茹でた。

 

……ちょっと硬い。

 

いんげん豆って、茹でるの難しくないですか?

外側は茹でても結構硬いから、つまんでみても分かりづらい。

色からも判断が難しい。中が分からない。

 

私が見たレシピには1~2分って書いてあって、もちろん豆の大きさがすべて均等なわけじゃないから、1分くらいの差はあるんだろうけど、

 

とにかく、難しかった。

 

もう一回、追いレンチンしようかな(笑)

 

 

 

 

『桃組+戦記』の新刊が出てました。

 

桃組+戦記(あすかコミックス)

著者:左近堂絵里 出版社:KADOKAWA

トラブル吸引体質の桃園祐喜(ももぞのゆうき)は、転校早々、日本昔話「桃太郎」の生まれ変わりだと告げられる。しかも前世で退治した鬼の呪いをとかなければ18歳までに死んでしまうという。

18歳までにすべての鬼の呪いを解き、自らの幸せを取り戻すべく奔走する、学園コメディ。

 

学園コメディ……。うん。

基本的に、ハイテンションコメディ、って感じで、笑いが多い。

けれど、真面目な部分は『どシリアス』ってくらいの雰囲気で、そのバランスが曖昧で凄く、すごい(笑)。

 

彼は『桃太郎』の生まれ変わりであり、つまり、桃太郎には三匹のお供がいる。

 

サル、イヌ、キジ。

 

18歳で死んでしまうかもしれない、というショッキングな運命を突然背負ってしまった彼にはちゃんと仲間(お友だち)ができるわけです。安心。

 

青春学園もの、アクション、ギャグ、そして、どシリアス。

奇跡のようなバランス。

 

最高です。

 

 

 

そして絵が美しすぎる。

 

美麗……。

 

この美しさで描かれるハイテンションコメディ。

ずっと綺麗です。

 

 ぜひ。

 

 

 

 

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愛は力なんだ、って『ダーリン・イン・ザ・フランキス』が言うのよ

お疲れ様です。

 

今日はなんにもしたくないわぁ……と思いながらも、なんだか少し歩きたい気分で、久しぶりに歩いてマクドナルドに行きました。

 

「あー、夕飯の為にサバを解凍してきた朝の自分を裏切ってしまった、すまんー」

 

と思いながら、帰り道に大きな道路の横断歩道へ向かったら、

 

 

ちょうど横断歩道の信号が青になって、

かなり大きな道路なのに、左折の車も右折の車もいなくて、

車を一台も待たせることなく、長い横断歩道を渡り切ることができて、

 

今日はすっごく良い日だなぁー!

 

ってルンルンで帰宅しました。

 

 

今日も元気。

 

 

 

ちいさなことですが、一つ決めたことがあります。

このブログをどういう感じの文体でやっていくかなぁと迷いに迷っていたのですが、ようやく基本的には「ですます調」で行こう、と決めました(笑)

 

ゆるゆるで行きたい。

堅いの好きじゃないんだ。

 

ちょっとどうにかカッコよく、というか、見た目よくできたらいいなと憧れはあるのですが、どうにもしっくりこないし、そもそも自分が好きじゃないんだ、と気が付きました。

 

ようやく(笑)

 

こんなグラグラでやり続けたので、統一感など皆無ですが、これからもよろしくお願いします。

 

 

 

このあいだまで、お試し無料期間という事で無料動画配信サービスの契約をしていたのですが、

 

「お試し、おかわりいかがですか?」

 

という太っ腹なメールが届いた。

ちょっとお高いサービスなので、え? あー、まぁ、、お試し? まぁ、ねぇ、二回目って、

 

 

最高だね……? へへ……

 

 

というわけで、現在またお試し期間中です。

 

 

ダーリン・イン・ザ・フランキスを見ました。

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト (darli-fra.jp)

 

通称『ダリフラ』。2018年に放送されたオリジナルアニメです。

謎の巨大生物・叫竜(きょりゅう)に平和が脅かされる世界。コードネームで呼ばれるコドモたちが、ロボット『フランクス』を操縦し、叫竜に対抗する。

 

『フランクス』は英語表記で『FRANXX』、『鋼鉄の乙女』の意味がある。

『フランクス』を操縦するには、男女がともに機械に乗らなければいけない。

女性が前に前傾姿勢で座り、その後ろに男性が座る。

 

ぴっちりした身体のラインが出る戦闘スーツ、突然の水浴びシーン、キスシーン。

 

あれ、これってもしかして、エッチなやつではないか?

それを推しているアニメだったら、あんまり見たいと思わないなぁ、と思っていたら、全話イッキ見だった。

 

世界観と、彼らの関係性。

 

叫竜と戦うために養育されたコドモたちは、名前も持たず、キスや愛を知らない。

それでもともに生活していくうちに、芽生えるものはあって、でも彼らにそれを教えてくれる人は誰もいない。

『フランクス』を操縦するにあたって、「ペアになる男女が信頼関係を築けているかどうか」はとても重要になるのだけれど、思春期の気持ちの揺らぎや人間関係によって、それが危うくなったりする。

 

普通の青春モノであれば感じられる甘酸っぱさやドキドキは、愛を知らない彼らを通してみると、ドキドキはあるけれど不安や戸惑いが大きい。

 

ロボットアニメ、という位置づけで合っていると思う。

戦う系のアニメにはなくてはならない、ピンチの場面とそこを乗り越えて勝利に向かう場面がもちろんあって、その時に「愛や仲間を想う気持ちが勝利へと導いたんだ」的な発言をする。

 

愛や好意というものを知らなかった彼らの口から、そんな発言が。

 

やっぱり、人を愛するということは強さに直結するんだな……と改めてしみじみ思ってしまった。

もちろんフィクション作品のセリフの一つだというだけなんだけど、思うところがある人間なので刺さってしまった(笑)

 

……とにかく、世界観、設定、人間模様、とてもとても良くて、夢中になりました。

絵柄も可愛いし。

 

作品の展開上、何を話しても大事な部分に触れるネタバレにしかならないので、何も言えない。

 

ぜひ、見てほしい。

 

 

 

で、コミカライズされてるってことで調べてみたら、矢吹健太朗さんが描かれているとのことでした。

 

 

 

あれ……やっぱりエッチなやつじゃん……(笑)

 

 

 

……………………ぜひ!!!!!!!!