推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

ホテル・メッツァペウラへようこそ(表紙の色の良さよ……)

お疲れ様です。

 

職場で今月末に退職される方がいます。

 

……というのを、たまたま人づてに聞いて、

あんまりお話できなかったけれど、色々思い返して

 

憧れだったな

 

と思いました。

 

 

憧れっていうのは恋愛的な事じゃなくて、ああいう人になりたかったな、と、ふと。

 

 

とにかく優しい人でした。

 

その優しさが押しつけがましくなくて、

受け取ってもらわなくても大丈夫っていうさり気なさで、

優しさを人に向けることに躊躇が感じられなくて、

 

実際その人の心の中で、誰かに対して優しくすることの位置づけがどんなものなのか分からないけれど、

 

自分はそう感じていました。

 

 

どんな環境で育ったんだろう。

どんな人が周りにいて、どんなかかわり方をして、

どんな考え方をして、どうやって生きてきたんだろう。

 

他人は他人。

と思うけれど、珍しく、いいなぁ、羨ましいなぁ、と思ってしまいました。

 

 

躊躇うことなく人に優しくしたい。

心からちゃんと優しくありたい。

 

 

難しい。

 

 

 

自分にないものを、他で感じて補う日々です。

 

刺激だとか優しさだとかを感じるために創作物を読んでいるのかなと思う事もあるけど、まぁ、それは、それでもいいかなと思う。

 

 

 

 

はい!!!!!!!!!!!!!!!

ハルタコミックスが好きなお年頃のオススメ!!!!!!!!

 

ホテル・メッツァペウラへようこそ(ハルタコミックス)

著者:福田星良 出版社:KADOKAWA

ISBNコード:9784047367678

フィンランドラップランド地方。

雪が深く、客がほとんど来ないホテル『メッツァペウラ』にある日、青年がたどり着いた。身寄りなし、お金なし、訳アリの青年、ジュン。

ホテルを営む二人の老紳士は彼を迎え入れることにし……。

 

訳アリと判断しつつ、アードルフとクスタはジュンを受け入れます。

人が優しさを持って受け入れられる話が好きです。

 

今のところ良い人ばかり登場するのですが、たぶんいつか事件が起きたりするんだろうと思って、

どうにも優しい話を安心して読めない辛さがあります。

 

でもたぶん、大丈夫。

長く続いてほしい作品ではありますが、いつ終わっても人の温かさを感じられる話であってくれるんだろうと、終わりを楽しみにもしています。

 

ぜひ。

また表紙の色がめちゃくちゃいいんだよな……。

 

3巻はいつだろう。

どんな色だろう。

 

 

 

ハルタコミックスだから買うっていうわけじゃないけど、なんか好きなんだよなぁ。絵柄も好みの作品が多いです。

 

これからも楽しみにしています。