ヒーローの声がする!10年越しの声だ!
お疲れ様です。
先日こちらで
「一人でカラオケに行って、一時間本気で歌って体力をものすごく消耗した」
という話をしました。
歌うのは好き。
家で、車の中で、マスクの下で、ふんふんと口ずさんでいることが多い。
実家まで車で一時間弱かかるのですが、歌って帰って若干声を枯らす、というのをよくやらかす。
良い子は真似しないで、喉だいじ。
上手いかどうかは置いておいて、カラオケが好きな人は、各々歌うと気持ちがいい歌、というのをお持ちかと思うのだけれど、私の場合は
大森玲子さんの『夢のマント』がそれに当たる。
真っすぐでとてもいい曲。
アニメ『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』のオープニングに使用されていた曲で、原作も、作詞も、アンパンマンの生みの親、やなせたかしさん。
主人公は、気弱でドジな小学生のネコの男の子。けれど、一たび誰かの「助けて!」の声を聞けば、ニャンダーかめんに変身して、その声の元に馳せ参じる。
ヒーローの歌って、「大丈夫だよ」「傍にいるよ」がいっぱい詰まっている。
「助けるのは当り前さ」という無償の愛、いや、生きとし生けるもの全てへの隔てない愛、裏切らない優しさ、希望、光、救い、そういうものが世界を包み込む感覚は、いつになっても心を温かくすると思う。
オススメ。
エンディング曲も可愛くて好きだったなぁ。
YouTubeで調べると、その頃のアニメの主題歌がわんさか出てきて、
う、うわあああ
と懐かしさの洪水に溺れてしまいそうになる。
クレヨン王国ね、ええ、ンパカンパカね、ええ、ええ。
『明日のナージャ』の主題歌も、よく歌ってた。
『東京ミュウミュウ』も、あっ、『サイボーグクロちゃん』だ! とか、ひとしきり一人で盛り上がれる。
オタクを名乗っていなかったころから、人類はアニメに夢中だから、本当に今まで生きてきた中のいたるところにアニメーションの記憶がある。
なんて素敵な世界なんだろう。
ちなみに私が「これはもうオタクを名乗れるわ」と思えるようになったのは、このアニメに出会った時だった。
TIGER & BUNNY(タイガー&バニー) (tigerandbunny.net)
2011年4月より放送された全25話のオリジナルアニメ。
アメコミ風のデザインが、当時私の中でとても新しく、まさかこんなに好きなアニメになるとは、見始めた時の私には知る由もない。
設定がとにかく面白かった。
都市シュテルンビルトは、様々な人種、民族、そして『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その『NEXT』能力を使って街の平和を守る『ヒーロー』が存在する街。
ヒーロー達は、スポンサーロゴを背負って、企業のイメージアップとヒーローポイントを獲得するため、事件解決や人命救助に奔走している。
その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々”キング・オブ・ヒーロー”を目指し、年間ランキングを争っている。
(公式サイト:世界観ページより)
主人公はベテランヒーローの虎徹さん。
企業の勤め人として上司には逆らえないが、人命救助の為であれば器物破損も気にしない。それ故に『賠償金』という言葉に怯える。
人気を博した時もあったが、現在は落ち目だと言われ、ヒーローカード(グッズ)も誰よりも売れ残る。
『人を助けたい』という心がデカすぎて、色々なんだかうまく行かないおじさん。
そんな彼が突然、期待のスーパールーキー(いけ好かない)であるバーナビーとコンビを組むよう指示される。
「コンビ組まないならクビだよ」という上司の言葉に、渋々頷いたものの、年齢差や考えの違いにもだもだイライラ……。
コミュニケーションを図ろうと歩み寄るも、「そういうのって必要ですか?」とクールに(少し小馬鹿にしたように)言われる始末。
ただの会社員の話みたい。
最近の若者に飲みニケーションという言葉が響かない……みたいな。
もっと話そうぜ、一緒に仕事するんだぜオレたち。
頑張ってコミュニケーション取ろうとしてるのに、全然 新入社員にその気がない。
オレが悪いのか? いや、そんなことはないはず、と思っていると、上司から「ちょっと、いい関係築けてないんじゃないの????」と責められる。
街で起きた事件解決に奔走する中で、だんだん二人の間に芽生えていく絆。
二人が反発しながらも悪に立ち向かっていくバディもの……。
キャラデザはあの桂正和さん!
スタイリッシュでクールでスマートでカッコいいキャラクターたち。
個性豊かで、こちらも注目。
アメコミっぽいコミカルな雰囲気。
どちらかと言えば働く会社員に刺さるアニメだった。
でも子供も見れる内容で。
親子で見てハマったという話もよく聞いた。
アニメ放送から、10年。
なんと、アニメ2期が、放送される。
10年。10年越しの2期。
ファンはみんなお祭り騒ぎだった。
おめでとう、おめでとう、楽しみです。
ああ、楽しみです。
……ああ、楽しみです。
この世界のスポンサーというのが、実は現実にある企業さんたちそのもので、キャラクターのヒーロースーツには見知った企業ロゴがたくさんプリントされている。
タイバニがイベントなどで盛り上がるたびに、現実世界のタイバニファンの企業さんたちが「わが社をスポンサーに……!」と手を上げる。
ツイッターで見るスポンサーアピール本当に面白いので、ぜひご覧ください。
そしてタイバニスポンサーになるとファンたちが、その企業様の株を上げたい……、と動き出す。
オタクは経済を回す、というのを目の当たりにする。
今勤めている職場で、タイバニと、なんかすればいいのに、
などと小さく思ったりしていますが、まぁ、ないのかな、なんかあれば私が楽しいのに(笑)
オススメ。
今から見ればちょうどいい。
2期に間に合う。
ぜひ。
ちなみに。
アニメの各話タイトルが英文なのですが、虎徹さんが次回予告の担当回は、彼が上手に英語を読めない、という、なんだ、可愛いな、おじさん可愛いな、と思わざるを得ない仕様になっているので、そちらもぜひ。
ああ、楽しみです。