「嫌い」は極力作らない方がいいという話をしている話(そして何故か婚活サイトの話)
お疲れ様です。
私のことを「こういう風に考えてる?」と紐解くような問いかけをしてくださる人がいるのですが、それを受けて「自分はこう思ってるみたい」というのを言葉にしていくたびに
なんでこんな面倒な考えの人間になってしまったんだろうな
という単純な疑問が湧いて止まらなくなり、
ホント、もう、こんな人間、社会が受け入れてくれるのは
周りの人の優しさのおかげだよ、生かされているんだよ……
ありがたい……
という感謝に心が満たされ、
とはいえ、このクソ人間みたいな自分、嫌いにはなれない
なんなら好きでもある、だから変われないんだよな
いや、変わる必要もあるまい
という強すぎる自己愛に苛まれます。
今日も今日とて私は元気です。
その方から「自分の領域に踏み込まれるのが嫌なのでは」というお言葉もいただいたのですが、どちらかといえば、
「私が他の人の領域に踏み込むのが怖い」
のかな、と思っています。同義かな。どうだろう。
私が踏み込まれることに対しては、私が何とでも出来るから別に問題はなくて、それよりも、私が相手の見えない部分のどこに踏み込んでいるのかが分からなくて怖い。
人を怖がっていては、愛することもできないだろう、と思ってはいて、
でも人を好きだと思いたいので、
人を好きだと思える距離感にいたい。
人を好きでありたい、というのは裏返せば、人を嫌いになりたくない、ということで、そういえば、嫌いという感情を作りたくない、というのは、昔からある気がします。
嫌いな人がいない人は、好きな人もできないとは誰のお言葉だったのか忘れてしまいましたが、そういうことなのかな、とも思う。
嫌いな部分が見えるほど人に踏み込まない、だから好きな部分も見えない、のかな。
「嫌い」が世の中に一つもないなんて、たぶん嘘で、それを本当にしようとすると、心のどこかが歪んだり、破綻したりするんだろう。
いや、分かんない! 本気の本気で、嫌いなものがない人もいるのかもしれないけど。嘘って決めつけてごめんなさい。
嫌い、は元々作りたくなかったけど、意識して「作らない」ようにしたのは、接客業に携わってからだとハッキリ自覚しています。
面倒くさいお客さんがいて、でも頑なに「苦手」という言葉に押し込めていました。
……なんだこの「苦手」はセーフという、謎のルール(笑)
「嫌い」だって思ったら、自分がそのお客さんと接するのがしんどくなるのが分かっていたし、まぁそう言いつつも「嫌い」だったけど、「苦手」という言葉に助けられていた。
私はあの時、「嫌い」と「私」の間に割って入ってくれた「苦手」に感謝している。
一緒じゃね……? と思われても仕方ないけど、私にとってはそのわずかな差異が救いだった、と思う、けど、どうだったかなぁ(急激に薄れゆく記憶)
で、嫌いなものがあってもいい、とも思っている。
「嫌いなものがあってもいい」と考えるのと同じ頭で、「嫌いなものは極力作りたくない」と考えることには矛盾が無いので、心底困らない限り、この考えを改めることもないでしょう。
人の気持ちはとても難しい。
自分の複雑な心に付き合ってくれるのが無機物ならいい。
私が「いつか処分する時に楽だから」という理由で選んだ家具も、モノ申してはこない。
私がこうしたいです、という気持ちだけで進んでいく。
その「こうしたいです」が曖昧でも、問題ない。
気まぐれなので割と考えが変わることはある。
感情のあるものが相手だとこうはいかない。
私の複雑な心を「a」として、
相手の、私にとって不透明な心を「b」としたとき、
a × b = ab
何一つとして明瞭なものが無い(笑)
答えが無数にあって、もうどうしたらいいのか分からなくなる。
これは人間だけじゃなくて、犬や猫なども一緒で、そう思ったら私はペットを飼おうとも思えなくなる。
以前職場で猫の引き取り手を探している方に、「命を大切に出来ないので、ごめんなさい」とサイコパスみたいな断り方をしてしまって、「怖いこと言わんでよww」と言われたけど、あれは本心です(笑)
気まぐれな私を自覚していながら「大事にする」という確信が持てるはずもなくて、確信がないままに事が進むのが恐ろしい。
怖がりな私がハッキリと「大丈夫」と言えないことをするためには、「大丈夫」だと言えるように入念な準備や時間が必要になる。
もしくは無理矢理にでも実行するしかないような圧倒的な力が必要。
確固たる「好き」を見つけるには、準備も時間も足りない。
友人も、長年の付き合いがある方ばかりです。
みんな好き。大事にしたいと強く思っているし、友人が私を求めてくれるなら結婚してもいい(笑)
ちなみに、デミセクシュアルという言葉もあるそうで。
(上手く恋愛できない人間は、セクシュアルマイノリティについて調べがち、はあるあるだと思ってる)
婚活をしていたのですが、そういう意味で私には合わないシステムだった。
だって数回会ったら、大体次の話になる。
惹かれようと、惹かれまいと。
そのスピード感に振り落とされた。
いや、スピードが上がりそうな気配に怯えて途中下車した(笑)
1年くらい、アプリやサイトに登録してたけど、やめました。
「そうだ、この人たちは人と出会って結婚をすることを目的に集まっているんだ」
という当たり前のことを、何人かとお話して、ようやく体感したからです。
私が場違いでした。
もう絶対婚活はしないって決めた(笑)
一目ぼれという言葉もあるくらいだから、否定などするつもりもない、し、そのスピード感を持って人と人が近付いていくということに、神秘も感じる。
これが人と共に生きていこうという意志なんだ。
って、尊敬の念が止まない。
婚活サイトやアプリ、危険なものもあるみたいだけど、大きい名前のところは割と安心だと思います。
『ゼクシィ縁結び』のアプリだと、男性も女性も有料なので、本気の人たちしかいないと思う。
私には合わなかっただけでアプリが悪いわけじゃないので、ぜひ、人との出会いにご活用ください。
でも危険なことも無きにしも非ずと忘れないでほしい。
宗教の勧誘だった、なんてこともあるかもしれないので、二人きりが怖ければ、ご友人と一緒に行ってもらうなど不安を和らげて楽しい時間を過ごしてください。
誰かと一緒でいいか、と聞かれて難色を示すだけならまだしも、「絶対嫌です」なんて返す方は、すでにその時点で怖いから、やめといた方がいい(笑)
プロフィール欄に「結婚したい気持ちは薄いので、友達探しに近い」的なことを書いたら、運営側から承諾を得られなかったことがあります。
「結婚に後ろ向きと捉えられる発言があります」
とのことだったと思う。
しっかりチェックされてるんだ、と思って安心したのを覚えています。でも自分の気持ちに嘘は付けなくて、「人生の戦友を探しています」と書いたら許されました。
『ゼクシィ縁結び』
『ペアーズ』
『with』
を利用しました。
本人確認がなされているかが分かる仕組みになっていて、運営側もバックアップというか、相談にも乗ってくれるサービスもあるみたいです。
同じ学校出身の人から検索されないようにする、みたいなシステムもあって、色々考えられてるんだなって面白かったです。
どんなシステムにも穴はあると思っているので、一概に「安心ですよ!」とは言えませんが、実績があるところから選ぶのが良いかなぁと思います。
前半、私は女性の方を想定してこの文章を打っていましたが、何の事件に巻き込まれるか分からないのは男女関係ないですよね、皆さま気を付けてご利用ください。
と、恋愛下手からお伝えします。
たくさんの出会いが生まれる場って、とても素敵。
とも思うんだけどなぁ。
その「素敵」が「自分にとって合う」かどうかは全くの別モノなんだな、と学んだ経験でした。
ちなみに彼らは「契約がなされた」から始まるパターンです。
- 価格: 660 円
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おとなりに銀河(アフタヌーンKC)
ISBNコード:9784065214374
両親がいなくなり、幼い妹弟をひとりで養うため、売れない少女漫画家業に精を出す久我くん。彼の元にやってきた神アシスタント・五色さんのお陰で仕事が捗る! と思いきや、突然彼女から「わたしは、流れ星の民の姫。あなたと婚姻関係の契りが結ばれた」と宣言されてしまい……?
恋愛初心者の二人が、少しずつ少しずつお互いの為に歩み寄っていくのがとても可愛いです。もうすぐ続刊も出るようなので、私、ふふ、本屋さんに行かなくちゃ、ふふふ。
でも、うん、これくらい強引に契約などで進められたら、私も結婚という形を取れると思います。
決まり、ルールには従いやすい人間です。
トマトが嫌いで食べない人は、大人になってから「食べなさい」としつこく言われることは少ないだろうに、恋愛となると、大人になってから言われるようになるのは何でなんだ。
トマトは「無理なものは無理www」で済むというのに。
あ、私はトマト好きです。
しかし、トマトも食べられた方がいいと思うし、恋愛も同じようにちゃんと向き合えた方がいい、というのは、とてもよく分かっています(笑)
……。
はっ!
また「嫌いは極力作らない方がいい」という話をしているじゃあないか……!!