スポットライトが無くても君たちは眩しい
お疲れ様です。
昨日のお昼ごろ、美容院に行き髪を切ってもらったのですが、先ほど歯磨きをするために鏡の前に立って、ようやく
あれ、思ったよりも結構切ったな……
と気が付きました。
どうりで今日職場で「さっぱりしたね」「今まで見た中で一番短いんじゃないの?」などと声をかけていただいたわけです。
気が付かないもんだなぁ。
しかし、本格的な寒さがやってくる前に短くするならしておかないと、首から風邪を引きますからね、いいタイミングで短くしてもらったと思います。
健康でこの冬を越えていきたい。
さて。
前回、前々回の日記に引き続き、今日もアイマス曲を聴き続けております。
配信は明日のお昼までですが、仕事に行くので実質今日の夜までしか聞けません。
月の終わりだったことを良い事に、もう通信制限とか気にせんでいいわい、と仕事からの帰り道、車にスマホを繋げて配信を聴いておりました。
いいわぁ……好き。
またこいつアイマスの話をしてやがるぜ、と思われても仕方ない。
なんせ、またアイマスの話をしているのだから。
前々回の日記に書いたような気がするのですが、アイマス曲に元気をもらうとはいえ、実はアイマスは『無印』と呼ばれる初代アイドルマスターのアニメと、男性アイドルたちが活躍する『sideM』のアニメとゲーム(も少しだけ)しか知らない。
アイマス15周年という事で、15年の間には本当にたくさんのゲームと楽曲とライブがあって、アイドルたちを育成し続けてきていたプロデューサーさん(ゲームのプレイヤー)たちのことを先輩と呼ぶのも烏滸がましい立ち位置にいる。
生まれ続けた数々の感動を、汗を、涙を私は味わっていないわけである。
今回アイマス三昧をきっかけに、ずっと見たいと思い続けていながら行動に移せていなかった『アイドルマスター シンデレラガールズ』通称『デレマス』のアニメを見ることに成功した。
よくよく考えてみれば、デレマスもアニメを半分は見ていた。
残り半分、ボスが出てくるところから、見られていなかった。
ボス。
アイドル事務所を構える会社の常務である。
現場の敵になりやすい、大変な立場の上司。
アニメ前半で、みんなの絆が深まり、大きいライブに成功したアイドルのみんなの前に立ちはだかる常務。
仕事ができる女、って感じで、切れ長の目がめちゃくちゃカッコいい。
彼女は突然会社にやってきて言うんです。
「アイドル事業を白紙に戻して、ブランドイメージを一から私が作りなおす」
突然作り上げてきた仲間たちとの居場所を奪われそうになるアイドルたち。アイドルとしてのキャラクターが新しい会社の方針に合わないから、キャラ変しろと言われるバラエティー系アイドル。
私たちから笑いを取ったら、何が残るってんだ!!!
それでも彼女たちは、「頑張ろう」「やれることをやろう」「笑顔で前を向こう」とキラメキを失うことなく立ち向かっていく。
アイマス三昧の勢いを借りて、今だ! 見るぞ! と心の準備も出来ずに視聴した私は、毎話泣いた。
(無慈悲で突然すぎて現場が混乱する意味の分からない上司からの指示を受けるシーンを見て、書店時代の倒産目前ギリギリどうにか生き残ろうとした上層部からの聞いたこともない指示に意味も分からないまま従ったあの頃を思い出して、アニメと関係ない部分でもちょっと泣きそうになった)
お前どの作品も毎話泣いとるやないか!
といい加減言われそうな気もしているが、それは違う。
私が何を見ても毎話泣いているのではない。
毎話泣いてしまうような素晴らしい作品を私がここで「毎話泣いた」と紹介しているに過ぎないのである。
ひたむきな姿勢が、前を向く勇気が、涙を誘うのである。
アイマス三昧の中で『泣けるアイマス曲』というコーナーがあり、その中でデレマスの曲もリクエストされて流れていたのだが、アニメを見る前からいい歌だな、と思っていたのに、もうアニメを見た後では胸に込み上げるものがありすぎて、しばらくは冷静さを失う覚悟が出来ているのである。
泣きながら聴く所存なのである。
見て。
彼女たちの輝きを。
そして歌もいいから聴いて。
OP曲だけで泣ける身体になって。
単純にアニメとしてとても好きなんだけど、彼女たちが新しいことに挑戦するときに「勇気がいることだ」「怖い」という言葉を発するところが印象的でした。
前向きに頑張ったって、初めてのことは誰だって怖い。
大人になると、自分たちが子供の時に(もしくは大人になった今だって)新しいことに飛び込む勇気が必要だって感覚が少し薄れてくるような気がする。
大人は、色々選べるから。
逃げるのも得意になるし、自分がやりたいことが明確になれば、嫌なものを避けてもある程度のものが手に入る。
子どもたちが、自分の力では避けられない、やりたくない、やりたい気持ちもあるけれど何だか怖い、そう思って尻込みしてしまう時、
「やってみたらいいじゃん」
って軽く言ってしまわないような人間に、デレマスを見た人はなれるような気がする。口調は軽くても、子どもたちの葛藤や心を感じた上で、なにか言葉をかけてあげられるような人間になれるような気がする。
「逃げたっていい」
「やってみたら面白いんじゃないか」
「上手く出来るだろうか」
「皆は上手にやっているのに」
という迷いや葛藤や逡巡は、新しいことに直面するたびに生まれるものだと思うから、もし何か行動に移すときがあったなら、彼女たちのように「その時の自分が笑顔になれる選択」をしていけたらいいと思う。
周りの人に見えるような楽しさじゃなくても、自分が納得できて楽しめたらいいなと思う。