ニーチェの本を読むべきか
お疲れ様です。
寒い。
とつぜん。
布団、気持ちいいですね。
有難い。
先日「あっ、ものもらい」と思うような違和感があるのに、まぶたがほとんど腫れない、という日がありました。
「ものもらい」とは、まぶたの辺りにある脂腺とか汗腺に細菌感染が生じるのが原因で、まぶたが腫れたり、痛みが出たりする病気だそうです。
大体、数日で勝手に治る。じゃあ止めてくれよと思うけど、忘れたころにやってくる厄介なやつです。
鏡で確認してみると、なんとなく何かがここにあるな……? という感覚と、なんとなく腫れているような……? というのが見える。
そこから、あれ、「ものもらい」ってこういうのやったっけ??? と突然「ものもらい」に対する自信が無くなってくる。
とりあえず、これから腫れたら嫌だなぁと思いながら薬局に行って、目薬の棚の前で「ものもらい」について検索しながら、目薬めちゃくちゃ種類あるやん、と戸惑っていたら、薬剤師さん? が声をかけてくださった。
「ものもらいですか?」
「あ、はい。……たぶん」
曖昧な返事しか出来ない。たぶん、そう。そうなんだけど、分からない。
「左目なんですけど」
と言ってみるも、腫れていないのだから外側から見ただけでは分からない。
最終的には
「腫れたら買いに来ます」
という必要のない宣言をして、立ち去った。
ごめん、お兄さん。変な客で申し訳なかった。
結局、ほとんど腫れなかった。
良かった。
それよりも気になったことがあった。
「ものもらい」について検索していた時に、「ものもらいの名前の由来」という見出しのサイトがチラッと見えたのだ。
お兄さんに話しかけられたので、読むまで至らなかったのだけれど。
それを今日ふと思い出して、今日検索し直した。
曰く。
ものもらい。学術名、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)。
めんぼ、めばちこ、めこじき、その他地域によってさまざまな呼び名がある。
名前の雰囲気から、誰か人からもらう、つまりは感染するようなものに間違われることも多いのだが、実際うつるものではない。
人からうつるものではないのに、なぜ「ものもらい」という名前なのかというと、どうやら昔、ものもらいは他人から何か物を恵んでもらうと治る、という迷信があったらしい。
名前って、症状が出る原因や、症状そのものが由来となってつけられるイメージがあって、だから学術名は麦粒腫、つまりは麦くらいの大きさのしこりが出来る症状から麦の粒の腫れ、という名前が付いたんだろうけど、地域でつける名前ってそうじゃないみたい。
確かに、症状の原因から名前をつけようと思うと、その時に原因が解明されていないといけないわけだから、それはそこに暮らす医者でもない人たちには難しいことかもしれない。
治す方法から名前がつくのも納得できる話。
結局迷信だったということですが、昔はそれが説得力のある説だった、のかな。
誰かから何かをもらったタイミングで治ったんだろうな、というのは想像できる。
腫の字が、腫瘍の腫だから怖い、と誰か言っていましたが、訓読みして「腫れる」という意味なので、腫れること自体は、まぁ、日常、確かに正常な状態ではないけど結構あることで、だから漢字だけ見てそんな怯えるものでも無いかと思う。
迷信とか、思い込みとか、イメージとか、振り回されると大変だけど、そういう人の心によって生み出される何かっていうのは面白いなと思います。
妖怪とかもさ、調べ出したら切りないけどさ、興味ある。
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となりの妖怪さん
著者:noho 出版社:イースト・プレス
ISBNコード:9784781616728
「ウチの猫、猫又になるかもしれんくて……」
ある夏、二十歳の長寿猫・ぶちおは、突如進化して猫又になる。「自分が妖怪になった理由」を探して思い悩むぶちおは、化け狐の百合に、「化け学」を習いはじめるが…。
人間と妖怪の共存が日常にある世界観。ほのぼのした雰囲気と、優しい絵のタッチと、けれどそこにある妖怪と人間の悩みが絶妙にマッチして心に届きます。
妖怪ウォッチがめちゃくちゃ流行った時に、凄い勢いで妖怪ものがブワァァァァって棚に並び始めて、もう、もういい、妖怪の関連の本は、もういい、って思ったけど、やっぱりみんな興味あるし、そういうの好きなんだろうな。
実際にいるかどうかは別として、気になる存在、妖怪。
もし居るなら仲良くしたい。
一緒に住めそうなら一緒に住んでみたい。
住めないのかな、どうなんだろ。
詳しくないから、妖怪の推しとか言えないんだけど、でもずっと使っている道具に付喪神が宿ったら、とか考える。
10年くらいじゃダメか。全然足りんか。100年単位くらいじゃないと出てこないか。
神様だもんね。
とにかく、人ならざる物がいるなら、共存しなくてはいけないなら、仲良くできたらいいな。仲良くは無理でも諍いは無いのが良い。
こちらが怖いと思って相手を見ている時、相手もまたこちらを怖いと思って見ているのだ……。
知らんけど……。