この毎日はあなた(不特定多数)のおかげ
お疲れ様です。
ものっすごい、ひさっしぶりに……コミュ障を発揮してしまった。
ははぁ。
私の仕事の前任の方がご出産されたそうで。
旦那さんも同じ社内にいらっしゃる方なので、
「ご出産おめでとうございます。先輩はいかがお過ごしですか? 眠れていますか? 元気ですか?」
と、お顔を見るたびに、聞こう聞こうと、思って、しかし旦那さんの方とはほとんど話したことがなかったので、
そのまま数か月が経っていた。
もう今更「ご出産おめでとうございます」は遅い。あまりにも遅い。
どうしよう、しかし、何も言わないのも、なんか寂しいじゃないか。いや、自己満足に他ならないんですけれども。
ちょっと聞きたかっただけなのに、どうしてこんなことに。
クララのバカ! いくじなしっ!
という気持ち。
しかし、先日いいタイミングがあって、なんとか旦那さんにお声をかけることに成功した。
「あの……………先輩はいかがお過ごしですか」
ぼそぼそ。
引くほど声ちっさ。
はっきり喋りなさいよ……。
旦那さんは気にする様子もなく、今の先輩がお家でどんな風か教えてくださった。
聞く話だけれど、やっぱり眠れないらしい。
人間を育てるって大変だよな、ほんと。
あの、ホントはずっと聞きたくてですねぇ、へへ……
などと、ぼそぼそ……。
全然声出さんやん。
たまに忘れる。
皆さんが明るく話しかけてくださるから、私も楽しく話せていること。
話しやすい雰囲気を作ってもらえていること。
いかに毎日を受け身に生きているか。
与えられているばかりで、申し訳ない。
私が皆さんに助けられて楽しく生きていられるように、誰かの生きているほんの一瞬でもいいから、なにか助けになっているといいのですが、望みすぎでしょうか。
それを狙って日々を過ごすと空回りすると思うから、自然に誰かが勝手に何か良いものを私に感じてくれていたらいいのに。
……うわ、受け身の極みじゃん(笑)
まぁ、でもほんと、せっかくだから誰かの力になっていたらな、と思う。
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ラブセメタリ―(集英社文庫)
ISBNコード:9784087441352
「…僕は大人の女性を愛せません。僕の好きな人は、大人でも女性でもないんです」子供への密かな欲望に苦しむエリート外商・久瀬。犯罪者にはなりたくないと、治療を求めて精神科を訪れる。
重いテーマ。ペドフィリア(小児性愛者)の人たちの話です。性的嗜好は人それぞれにあって、何に恋心を持つかというのは自由で、誰にも止められるものではなくて、ただ彼らの場合はその恋が実った時=犯罪を犯した時になってしまう。
子どもだけを好きになってしまうことはイコール犯罪ではない。のに、世間の目はそこがイコールになりそうな危うさがあって、それは本人にもどうすることもできない。
辛い。
やるせない、途方もない、救いがない、、
すごい色々考える。どうしたらいいんだろう。子供がホントにその人を好きならいいかといえば、その判断が出来ないから子供は法律で守られているわけであって、
あるんだろうか、救い、あればいい。
読まなきゃいけないものを読んだ気がする。
今私が、何も気にすることなく毎日を生きていられること、ホントに感謝しなくてはな、と思う。
どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、今の私がこうしていられることに感謝せねばならない。