推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

無ければ済む話

お疲れ様です。

 

 

突然ですが、今住んでいるアパート、ポストが壊れてございます。

ずっと、たぶん私が来る前から、実は壊れておりまする。

 

やってしまおうという悪い心の人間がいれば、個人情報盗み放題の駄々洩れアパートである。危ないな、とは思いつつ、何かが届いていると鍵を開ける手間なくパッと取り出せる楽さも悪くないと思っている。

 

ズボラである。

 

とはいえ、私もただただ放っておいたわけではない。

 

ちゃんと管理会社さんにお問い合わせしました。

しましたとも。

 

 

3回も。(笑)

 

 

最初は本当に随分と前。

それでいて住み始めて(故障に気が付いて)3か月ほど経った頃だった。

 

「鍵が閉まりません、個人情報の扱いが怖いので直していただけませんか」と。

 

「本日状態の確認に参りました」という報告が割と直ぐにあって、ああ見てくれたんだな、早いなと思ったら、その後連絡が途絶えた。

私は気が長すぎるので(腰が重すぎるので)、またもや3か月ほど経ってようやく

 

「先日のポストの件ですが、直りそうでしょうか」

 

とまた連絡をしてみた。

何が「先日」だ。どんだけ前だと思ってんだ。腰が重すぎるだろ。

(ふと思い立って「先日」という言葉の範囲はどのくらいか検索してみると、明確な日数はなく、長くても3か月という記事も見つけました。ギリギリ「先日」かもしれない、いけるかもしれない)

 

管理会社さんのお返事は今回も早い。

 

「すいません、オーナーさんの返事待ちの状態です」

 

とのこと。なるほど、結局アパートのことを決定するのはオーナーさんだもんな。管理会社さんがいかに頑張ってくれようとも、それはどうすることもできないのだ、ということだと理解する。

 

それから3か月経って、私は案の定というか、そろそろ聞いてみるか、と問い合わせた。

季節の変わり目に訪れる怒っているでもない文章、ちょっと怖いかもしれんな。すまんな、圧を与えるつもりは全くないんだけども、すまんな。気まぐれなんだ。

 

どうやらまだオーナーさんから快い返事をいただけていない、ということらしかった。しかし今回はさすがに3回目で、前回と全く進歩が見られないのを良しとしないのが日本の企業、偉いね、更に次の日には、ちゃんとオーナーさんから明確なお返事をもらってきた、とご報告をしてくださった。

 

管理会社さんそんな悪くないのに、なんだか焦らせてしまって申し訳ない。

 

 

ご報告の内容としましてはオーナーさんのお言葉があったらしく

 

・ポストの使い方汚いから撤去したい気持ちもあるんだよね

・だから直すのも迷うよね

 

という内容だった。

そっか。

私としては無くしてもらっても構わない、だって玄関にもポストというか、口がついてるから、そっちでいい。

あそこの共同のポストの場所、無くなったらスッキリするなって思う。

 

だから、無くなるなら無くなるでいいと思う。中途半端にパカパカのポストがあるくらいなら無くていい。変にとりあえずで修理してもらうより、無くしてしまえばよい。

 

と思って、撤去するならするでいいよ、ってお返事した。

 

そしたら

 

「でも、くりこさんは今使っていて、お困りなので、何とか直してもらう方向でお願いしてみます」

 

って返ってきて、ハッとした。

そうか、私は使ってるのか。

 

って納得しかけて、いやいや、と取り戻す。使っているのは私だけではなくて、郵便配達の方たちも使っているのである。というか、むしろ配達の方がそのポストに入れなければ私はポストを開けないし、配達の方はポストが無ければ玄関の方の口に入れてくれるだろうし、そしたらポストがあるからポストに入れてしまうのだという事で

 

 

早くポスト無くしてくれ(笑)

 

 

この一言に尽きる。無くしてくれるだけで何も問題は無くなる。よろしく頼む。届け私の思い。

 

 

水曜日が消えた(講談社タイガ

著者:本田壱成 出版社:講談社

ISBNコード:9784065194904

一つの身体に宿った”七人の僕”。曜日ごとに切り替わる人格のうち火曜日担当が僕だ。だけど、ある朝目覚めると、そこは水曜日だった。火曜休みの飲食店や図書館、火曜日の僕が知らない街の様子が広がっていて、そしてその水曜日に僕は恋に落ちてしまい……。

7人分の視点があったら、読むのも書くのも難しそうだけど楽しそうだな、と思っていたら、火曜日の僕が火曜日を過ごしていく様子が描かれていて読むのが難しくない上に、面白さは確かに存在していて、設定が面白くて、どうなるんだろう、どうなるんだろう、と最後まで読みました。

水曜日の僕は消えてしまったのか、火曜日の僕はまた水曜日に目覚めることができるのか、水曜日に出会った素敵な女性にまた火曜日の僕は会う事ができるのか。

 

映画化されたそうです。中村倫也さんが1週間分の僕、つまりは1人7役をされているとのことで、ちょっと見てみたい。いつか映画も見てみます。

……電子書籍の表紙が映画の限定カバーなんですけれども、電子書籍で買った人が、原作のカバーが良いよぅ…って思ったら変えられるものなのでしょうか。

原作の表紙、めちゃくちゃ気になるんですよね。僕の顔が7つ描かれているんですけど、それぞれどの僕が何曜日の僕を表しているだろう、と見ていて面白い可愛い表紙です。

是非。

 

 

 

 

ポストの件、他の人は困っていないんだろうか。

私のところ以外も結構ポストの口浮いてるっていうか、パカパカしてるよね、大丈夫なのかな。

 

 

早くポスト無くならないかな。