引きこもりには出会いが少ない。
お疲れ様です。
ひとり暮らしを始めてからずっと同じお皿を使っていたのですが、とうとう先日新しいメンバーを迎え入れました。
可愛い小鉢です。
出会いは100均。
とても可愛い。
値段とか関係ない。今まで白一色のお皿しか持っていなくて、それは祖母が私に一人暮らしスタートの時に持たせてくれた、いわゆるスターティングメンバ―(『ヤマザキ〇のパンまつり』のお皿たち)で、ずっと同じ仲間たちで戦ってきた。
割れてもいないのに、そして料理をたくさんするわけでもないのに、新しいメンバーを呼んでもいいのか、探してもいいのか、裏切りにならないか、突然現れたやたらスタンドプレーが目立つあいつを仲間だなんて思えねぇよ! と先住民である先輩たちがストライキを起こさないものか、いや、ストライキを起こされるかもしれないような持ち主でごめん、ごめんな。
そんな華やかな小鉢に今日は、
3パックセットの『たこわさ』を入れました。
美味しい。
お洒落な横文字の料理なんて我が家にはない。
可愛いお皿を買っても、可愛いご飯はない。
美味しい。
よろしくみんな。仲良くしてください。気が向いたらでいいので。
お皿は必要な枚数あれば事足りる。
服も必要な枚数あれば事足りる。
たぶんそういうものばかりだとは思うんだけど、そういうものが大切なことは知っていたつもりなんだけど、ようやく必要なもの以外の大切さは自分にも適応される、ということを知りました。
私もそういうの喜ぶんだ、テンション上がるんだ、と盛り上がっています。
まだまだ自分を知らないようです。
興味が尽きない相手だぜ。
パンダ探偵社(トーチコミックス)
著者:澤江ポンプ 出版社:リイド社
ISBNコード:9784845860074
身体が徐々に動植物に変化していき、やがて人格が失われる不治の病 ”変身病”。パンダ化進行中の半田と学生時代の先輩・竹林は変身病に関わる案件専門の探偵業を営む。
完璧にヒトではないものではなくなってしまう病気と向き合っていく世界が刹那的というか、苦しい。どちらかというと絵は可愛らしくて、線が細めで、時折その絵柄のままゾッとさせてくる、不思議な魅力の絵です。
ちょっと今、今後の展開についてふと思ったことがあったのですが、とにかく早く続きが読みたい、ような、怖い、ような。
人間が人間じゃなくなる、野生の生き物と同じようになってしまう、そういう病気がある世界に身を置く人たちの、怯えや葛藤、希望はあるのか、何を希望とするのか、ぐっと胸がつまります。是非。
余分なもの、増やしたいような、増やしたくないような。
誰かにとって余分じゃないからこの世にその商品は生み出されたのだと思うと、その商品の良さを知りたくなります。
私にとってどうかは別として、誰のために、なんのために生み出されたのか、ちゃんと興味をもって見ていったら、私に必要な余分なものが見つかる気がしないでもない。
知りたいなら見つけにいくべきなんでしょう。
今頃気が付くことが多すぎてどうにも情けないです。
夏が終わったら、探索しにいこうかな。
今はまだまだ暑いので(笑)
それでは!