「こちら、友人のカラスさんです」という紹介シーンを想像する
お疲れ様です。
先日、朝ゴミ捨てに行ったら、先客がいらっしゃいました。
一羽のカラスです。
ゴミ捨て場にはネットが設置してあって、ゴミ袋を置いたらネットをその上からかぶせておくという、まぁ誰に言われたでもないけど、そういうことだろうというルールがある。
まさしくカラス避けのネット。
……の破れた隙間からくちばしでゴミ袋をつつくカラス。
彼らは頭がいい、と伺ったことがありますが、本当に頭がいい。というか意思疎通出来そうな気もしてくる。
私はゴミ捨て場で近所の人に会ったような気持ちで、「あっ、おはようございますー」って心の中で挨拶しながら、作業中のカラスの前にお邪魔した。
カラスは、飛び立つこともせず、道路を挟んで反対側の位置で、私がいなくなるのをジッと待っていた。
私が立ち去ると同時に、また道路をぴょんぴょんと跳ねながら渡ってきて、ゴミ捨て場を物色し始めた。
この距離感。
すばらしい。
「ちょっと前いいですか?」とか声かけなくても、スッと場所をあけてくれて、私が気を遣わないでも大丈夫なくらいの距離でジッと待つ。
私がいなくなったら、また音もなくスッと戻って、何事もなかったように作業に戻る。
なんてスムーズなんだろう。
あなたの作業を邪魔しませんよ、私もあなたの作業を邪魔しませんよ、という無言のやり取り。
摩擦の一切ない双方の動きに私はちょっと、いや、かなり感動を覚えた。
もちろんゴミを散らかされては困りますので、ネットはしっかり掛けなおしておきましたが。
SNSをやっていると、人に干渉したい他人がたくさん存在していることを知ります。
決して無関心ではない、けれど、邪魔しない。
そんな彼(彼女かもしれない)の姿勢は、私にとっていい距離感でした。
「ゴミ捨て? どうぞ」
みたいな。
「あ、終わった? じゃあ続きやるわ」
みたいな。
すごくいい。
私は地域の為にももうちょっとそのカラスに関心を持った方が良かったのかもしれませんが、ネットをしっかり掛けなおすくらいしか出来ませんでした。
こういう事言ってるから友達少ないんだよ、そういう人との距離感だから人と親密になれないんだよ、と言われたら、それはもう「せやねん」と曖昧な笑みを浮かべて頷くことしか出来ない。
いいの、数じゃないから。
私の友人はみな素敵な人たちばかりです。
そういえば先日、久しぶりに買って良かった!!!!!!!!!! と心から思った商品に出会ったのでご紹介します。
コバエがいなくなるスプレー
メーカー:キンチョー
こちらコバエなど生ゴミ周りの虫専用なので、蚊などの殺虫スプレーと間違えないようご注意ください。
コバエが発生しそうな場所にスプレーをかけておくと予防になるし、いるところに直接噴射するとあっという間に駆除されます。
先日気が付いたらコバエがいたので、予防に関してはまだ実感が弱いのですが、いたところにシュッとやったら、ものの十数秒で動かなくなりました。
「兵器やん……」と突然手に入れた力の大きさに怯えてしまったのですが、そういえばその後一回もコバエを見ていません。予防も、できている、ということか……?
ぜひお試しください。
友人に詳しく説明しないまま
「カラスがいた」
「私がゴミ捨てするのずっと待ってて、終わったら来た」
「距離感が最高やなって思った」
とだけ送ってしまったところ
感性が独特すぎんか??? と言われました。
ちゃんと説明しなかった私が悪いけど、感性が独特と言われて悪い気はしなかったので、それ以上説明しませんでした。
あのカラスみたいな知り合いばかりなら、きっと楽だろうなぁ(笑)