推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

場所が外だったら また違ったかもしれない

お疲れ様です。

今日はちょっと長くなります。お付き合いの程よろしくお願いいたします(笑)

 

 

7月になりました。

皆さまにおかれましては、衣替えは済みましたでしょうか?

 

私も毛布からタオルケットに変えたり、絨毯を温かいものから、えぇっと、これなんだろう、竹みたいな、冷感のものに変えたりしました。

 

服はあまり多くなく、タンスの奥の方に夏のもの、手前に厚手のもの、という分け方をしているだけなので、前後を入れ替えただけで衣替え終了です。

 

 

そんな中、ついウッカリ、ふと考えてしまった。

 

 

家で絨毯って洗えないのかしら。

 

 

「絶対大変だから止めとけwww」と思う私と、ネットで家での洗い方を調べながら「えー、楽しそう」と思う私と、コロナの影響とかまったく関係なく絨毯を外に持ち出す自分を想像して「外出るの、めんどいな……」と思う私がいて、何度か脳内会議を行なった結果、家で洗ってみることにしました。

 

以下はネットで調べた絨毯の手洗いの手順と私が実際にやったことです。

 

 

① お風呂の浴槽の広さに合うように絨毯をたたむ

洗濯の表記を見て大丈夫なら、という前提がありますが、確認したところ我が家で使っていた絨毯は家で洗えるものでした。

クルクルと巻いたりするより、蛇腹折り(山折りと谷折りを繰り返してギザギザになるように折っていく方法)にした方が洗剤や水が隙間に入っていきやすい、と聞いたことがあったので、なんとか折りたたみました。

 

まず居間にて絨毯の表裏に掃除機をかけます。

その後で、これくらいかなー、と浴槽の底の広さを思い浮かべながら折って風呂場に向かったのですが、全然大きさが違って、もっと小さく折らなくてはいけないと気が付く。

 

「え、自分こんな狭い風呂に入ってんの???????????」

 

と思いもよらない角度から心が傷つけられるので、気を付けてください。狭さが視覚的に証明されてしまって、しんどい(笑)

やっぱお風呂は足が伸ばせるかどうかって大事だよなぁなどと再認識するきっかけにもなりました。足が伸ばせるお風呂、いいよね。

 

 

② 折りたたんだ絨毯が浸かるくらいのお湯を溜めて、中性洗剤を入れる

40度くらいだと汚れが落ちやすい、と私が参考にしたネットの記事に書いてありました。確かに水よりは落ちやすいだろうなと思いつつ、何となく中性洗剤のボトルを傾ける。思っていたよりも結構多めに洗剤が入る

 

 

③ ひたすら踏み洗いをする。

ようするに絨毯の上で足踏みをする。お湯の濁りが無くなるまで「お湯を張る」「全体を足踏みする」「お湯を捨てる」を繰り返す。気が向いたら絨毯をひっくり返したり、向きを変えたりする、とのこと。

5歩目くらいですごい泡立ってくる。足を踏み下ろすと、絨毯の隙間にあった空気がじゅわっと泡立って外に出てきて、洗剤が反応してどんどん泡立って驚く。足踏みを始めてすぐに洗剤を入れすぎようだと確信する

 

外出自粛の時期でもあったので、運動不足を解消する気持ちもあり、けっこう大きく足踏みするように意識しました。

じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ。

楽しい、けど足元への意識は高く持ってください。ぬるぬるするので転倒注意です。特に浴槽の端っこ、丸みを帯びているので踏むとドゥルンと足首がぐねる。

早い段階で、コレはなかなかしんどい作業になりそうだぜ、と悟ります。

掃除機を念入りにかけたつもりでしたが、それでもゴミが出てきます。それを見ると、あ、ちゃんと洗濯できているんだ、と少し安心しました。と同時にこのゴミだらけの絨毯に寝っ転がっていたのか、と静かに目を閉じました。見なかったことにしたい。

 

5分くらい踏んで、お湯が濁ってきたので、一度そのお湯を捨てつつ、絨毯をひっくり返そうと試みます。

 

初めて知ったのですが、絨毯の含水量(?)えげつない。

水に対するキャパシティがすんごい。

 

持ち上がらなくて、回転させるようにして上下を入れ替えました。

スポンジみたいにすぐに水が出ていくわけではないので、濁ったお湯を絞るのが大変。踏んで潰してお湯を押し出すようにしたのですが、全然出ていかない。押し出したお湯をすぐさま近くの部位が吸っていく。

おう、おう、吸うな、それは死の水ぞ。

 

結局死の水を ある程度 含んだまま新しいお湯に浸からせます。

踏む。

一回目か? というほど泡が立つ。

絶対すすぐの大変なやつやん、と覚悟を決める。

 

その後も「踏む」「濁ったお湯を吐き出させる」「ひっくり返す」「新しいお湯を入れる」を延々に繰り返しました。

 

お湯が濁らなくなった気がする!! と感じて足踏みを止める頃、顎から汗がしたたり落ちるほどになっていました。顔びしょびしょ。約1時間半。久々の有酸素運動

本格的に暑い季節になる前で良かった、と心から思いました。

熱中症とか、脱水症状とかで死ぬと思う

 

 

④ 風呂場で水分が滴り落ちなくなるまで干して、その後外に干す

先述しましたが、含水量が本当にえげつないので、絞っても絞っても水は滴り落ちます、たぶん人間の力じゃ絞り切れないんじゃないかな……。

なのである程度絞ったら、お風呂の椅子とか色々上手いこと使って、風呂場内に干します。少したってから見に行くと、重さに負けてたわんだ布の部分に水分が集中しているので、そこをギュッと絞る。を繰り返して、辛うじて外に運べる状態になったら、絨毯を抱えて、水が垂れないように丸めて、ベランダに走る。

いくら待っていても狭い風呂場じゃ水が垂れない状態までならない気がした。

あと、夜はお風呂に普通に入りたいので、絨毯に占領されていると困るので、早めに見切りをつけて外に運びました。

 

普通に干すよりも、対角線で三角になるように折って干すと水が切れやすい、とのことだったので(絨毯の角が下に垂れ下がるので、そこに水が集まってきやすい)、まだまだ水を含んだめちゃくちゃ重い絨毯を何とか三角形になるように物干し竿にかけました。(図A)

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乾いてきたら、下に垂れ下がっていない角が下に来るように回転させて干しなおすと、更に乾きやすいとのことです。(図B)

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伝わってますでしょうか(笑)

 

結局夜まで乾ききることはなく、しかし外に蜘蛛がいるのを知っていた私は、日が落ちる前に部屋の中に取り込んで、机の上に広げて干しました。

 

 

 

……もうやらない。

 

 

 

家で絨毯を洗おうなんて、もう思わない。クリーニング屋さんってすごい。絨毯をクリーニングに出すと結構高いのかな、などと思っていたけど、この手間と、あと結局「本当に綺麗に洗えているのか?」という心配もあるし、そう思うとクリーニングはとても安い。

来年はどれだけ外出を面倒に思っていたとしても、絨毯をクリーニングに出すことを心に決めました。

でも運動は出来たし、クリーニングの有難みも知ることが出来たので良かった、かな。

 

 

 

 

本日のオススメは、動画? ラジオ? です。

 

踏み洗い中の作業BGMにさせていただきました。

ちょうどその頃ツイッターのフォロワーさんからオススメしてもらった「ナポリの男たち」というゲーム実況者さん4人が集まって活動されていらっしゃるグループのラジオ?でした。

 

https://ch.nicovideo.jp/naporich/blomaga/ar1893467

第10位 #121 すぎるのメンズメイク初見実況

を拝聴しながら足踏みを延々続けていたのですが、彼らの面白トークがなければこの苦行を乗り切れなかったと思います。

ご本人たちには届かないとは思いますが、こんな場所からお礼申し上げます。

まだ聞かれたことのない方がいらっしゃいましたら、ぜひ聞いてみてください。

1位、3位、4位、5位、7位は私が特に好きな回です。多いでしょうか。気になるところからぜひ。皆さんの使われる言葉の選び方が刺さると思います。

 

7位の回は、すぎるさんという方が大の大人になった今、夏休みを満喫するぞ! という企画なのですが、なんというか、大人になっても青春って感じられるんだな、と優しい気持ちになれる回でした。

 

 

青春って、すごいしんどいこととか、くだらないことを汗だくになって一生懸命やって、それを「疲れたー!」とか思いながら、もしくは言い合いながらもつい笑っちゃうようなことだったりするのかな、と思って、そう考えたら、私の絨毯を家で洗う今回の挑戦も青春だったんじゃないか? って

 

一瞬思って

 

いやでも風呂場だからなあ、って、笑えました。

 

 

皆さんも気が向いたら、お家で大きいもの洗ってみてください。

そして「ナポリの男たち」のトーク集、ご覧ください。

 

 

 

それでは、良い夢を。