推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

上下関係だけじゃない、性別はあるのか問題も勃発している

お疲れ様です。

 

今日は何とも言えない話を。

先日段ボールで親指を切った。右手の、よく曲がるところ。つまり手のひら側じゃなくて、爪が生えている方で、皺に沿うように横にピッと。

紙で切るよりも、傷の幅が広くて痛い。

 

自分で切ったくせに、なんでこんな大事な部分を切るんや……と親指を責める。

親指が言う。言ったような顔をしているような気がする。

 

「いやあ、自分も痛いの嫌いなんすけどね」

 

敬語が軽い後輩みたいな返事をしている気がする。全部気がするだけなので、もちろん実際に私に語りかけたわけではない。妄想が過ぎるが、幻聴はない、安心してほしい。

自分でも何を考えているのか、と思いつつ、ここでふと疑問が生じる。

 

自分の親指と、自分。

どっちが先輩なんだろう。

 

こいつ何を言っている……? と思われるかもしれませんが、私も思っている。同じ気持ちですね、お揃いだ。

 

自分とは何だ、とか、心はどこにある、みたいな哲学的な話になりそうですけど、難しい話じゃなくて、単純に、身体の中の生まれた順番、みたいな。

自分を脳みそとするなら脳みそが先輩かな、とぼんやり思うけど、自分を自我だとするなら、親指の方が先輩じゃないだろうか。

私はもっと親指を敬うべきなんじゃないだろうか。私が物心つく時には既に十分お世話になっていたはず。心が落ち着かない赤子を癒してくれる部位、親指。きっとめちゃくちゃ吸ってたと思うんだよな、例に漏れず。

 

古の記憶ではあるけれど、どこかで染みついている体育会系の文化が私に上下関係は大事だぞ、と囁いてくる。先輩にそんな態度でいいのか、と。

 

どっちが、どっちが先輩なんだ……うぅ、いったいどっちが、そして人差し指と親指は同期なのか、どうなんだ、毎日気を遣って生活しているのか、上下関係はあんまりなくてフランクな職場なのか、スペースキーを担っている親指は、君は、いや貴方は、

 

ああ……心底……どっちでもいい……(随分と前から分かってた)

 

親指はね、上下関係とかそういうんじゃないの。

恋が生まれる指なの!(?)

親指からロマンス花とゆめコミックス

著者:椿いづみ 出版社:白泉社

ISBNコード:9784592178095

めちゃくちゃ好きだよ、親指からロマンス。タイトルから内容が上手く受け取れないかもしれませんが、マッサージ部の話です。指圧。高校生の恋愛。そんな題材ある????? ギャグ要素が多めとはいえ、少女漫画ですよ。高校生と指圧。すごい。

凝り固まっている貴方の背中が私気になって仕方ないんです系ヒロイン。

ぜひ、読んでいただきたいです。

 

なんせ、作者はアニメ化してほしい漫画ランキングとか何とか人気のこちらを描かれている方と同じなわけで。

俺様ティーチャー花とゆめコミックス

ISBNコード:9784592185314

椿せんせいが描かれるならそりゃ面白いですよ、という気持ち。ハイテンションラブ……バイオレンス……ニンジャ……、読んで感じてほしい。この楽しい気持ちを!!!!!

 

 

親指と人差し指だけの問題じゃないんだよな、小指だって「赤ちゃん指」とか呼ばれてるの不服かもしれん。「お父さん指」って。誰が君のお父さんだ!!

うん、みんな仲良くやっていこうな……。

 

あっ、すいませっ、仲良くやっていきましょうね!

ファイトですっ!お疲れ様ですっ!

お先に失礼しますっ!

 

……ホント、いつも何考えてるんだろ、私は。

幻聴がなくても妄想だけでここまで来れるならそれはそれで安心とは程遠い。