何度でも言いますが、断じて何かを訴えているわけではない。
台所の換気扇が壊れた。使っていたら、突然。
これも引っ越しして割とすぐのことだったと思う。
早くない……?とは思いつつも、このアパートができてからずっと現役選手だったのであれば、ガタが来てもおかしくない。
(余談ですが、「ガタ」は仏教用語から来ているとどこかで見ました。)
メールフォームを使って管理会社に問い合わせをしたところ、お兄さんが見に来てくれて、そうしたら壊れていたはずが直っていて、なんか申し訳ねえ~と思ったら、お兄さんが「いつまた壊れるか分からないから取り換えますね」と言ってくれた。
ああ優しい。
レトロな色から黒い換気扇に変わって、突然台所の一角がスタイリッシュになりました。
嫌いじゃないよ、これからよろしく頼むぜ換気扇。
少し前にお風呂の栓を直してもらって、そこからあまり日が経っていなかったので、あともう一つくらい立て続けに何かが壊れでもしたら、あらぬ疑いをかけられるのではないかと怯えています。
「クラッシャー」とかあだ名付けられたらどうしよう。
雑に使っているつもりはないけれど、部屋に対して優しく接していきたい。
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問題物件(光文社文庫)
著者:大倉崇裕 出版社:光文社
ISBNコード:9784334773182
いえ、違います、決して何かを訴えているわけではなく、本当です。部屋のことを扱った作品をふと思い出しただけで、このチョイスに深い意味はまったくありません。今の部屋、私好きです、ホントです。……ホントですから!
タイトルの通り、問題物件がたくさん出てきます。
不動産で働く主人公・若宮恵美子が異動した先はクレーム対応専門部署。突然の仕事変更に戸惑う恵美子の前に、探偵と名乗る男が現れる。
この探偵が破天荒で無茶苦茶で、実際にやったら大問題だろうなという行動が多いからか、スカッとする系ミステリです(笑)
名探偵はハウスメーカーにいる 家づくりは今日も謎だらけ(メディアワークス文庫)
著者:宮嶋貴以 出版社:KADOKAWA
ISBNコード:9784049126143
大手ハウスメーカーに入社した平野は、配属先にてちょっと特別な同僚と、様々な家づくりにまつわる謎に遭遇する。一戸建て購入という一世一代の決断をするお客様に、彼らはどのように応えていくのか。
こちらは読み終わった後、「今読んでよかったな」と何となく思った作品でした。
家とか、結婚とか、遺産相続とか、そういうの色々考えるタイミングだったのかもしれません。家づくりの内容はほとんど出てこないですが、「家」という人にとって重要なものを題材にした心温まる話がいっぱいです。
今日本屋さんに行ったら、間取りの本が積んであったのでちょっと気になっています。突然家について興味が出てきてしまったようで……。
読書の幅が広がる予感にワクワクします。
それでは。