推しを推す、そして万物に感謝する。

元書店員。日常のオススメやアレコレの話を。

私の伯母の話 / ブックカバーのすすめ

私には、とても可愛らしい伯母がいる。

雰囲気とか、言動とか、全部かわいい。

これもまた私の推し、という言い方をしては失礼だとは思いつつ、私は彼女のことがとても好きだ。

 

伯母は毎年、誕生日プレゼントを用意してくれる。最近はバラエティに富むようになってきたんだけれど、私が学生の頃なんかは、毎年毎年ブックカバーをプレゼントしてくれた。(原因は洒落っ気の一切ない私)

 

「本が好きな子」として認識してくれていたことが嬉しかった。私が祖父母の家に集まっても愛想なく隅で本を読んでいた姿を見てくれていたのかもしれない。(決してアピールはしていない)

毎年テイストの違うブックカバーをいただいて、私はその度に目を輝かせた。

 

と、同時に、私は疑惑を持つ。

 

もしや伯母に試されているのではないか……?

 

「昨年のカバーがボロボロになるくらい本を読んだと思うので、新しいのを送ります」という、これはつまり、そういうことなんじゃないか?

 

 

読んでいるに違いない、というその期待、応えたいよね……!

 

 

……と思った真面目な私(笑う所)の手元には、まだ未開封のブックカバーが1つ残っている。

 

L、知っているか。ブックカバーは思った以上に長持ちする。

 

ボロボロになるまで使ってお別れした子もいるが、未使用が1つ、並行して使っているのが3つ、どれもまだまだ元気な状態を保っている。

これからも読書に付き合ってくれる相棒がこれだけいると思うと、とても心強い。

 

 

というわけで今日は本ではなく、ブックカバーの勧め、です。

硬い生地のものであれば、カバンの中でしっかり本を守ってくれます。柔らかいものは、持った時に手に優しいです。

しおり紐は付いている方が私は嬉しいけど、一番動かす場所なので、紐だけ先に悪くなるパターンがあります。自分で紐を付け直すもよし。もう紐は無くして、そこら辺のレシートとかを無造作に挟む海賊スタイルもよし。ブックカバーとしてのお務めは止めて、なにか別のものにリメイクするもよし。

 

よく本を持ち歩く、という方はぜひ読書の相棒にブックカバーをご検討ください。